屋根カバー工法が向いている家・向いていない家の違い
2026.01.31
こんにちは、板橋区・練馬区の屋根工事専門の大谷建装工業です。
屋根リフォームを検討していると、必ずと言っていいほど候補に挙がるのが
**「屋根カバー工法(重ね葺き)」**です。
・費用を抑えられる
・工期が短い
・廃材が少ない
といったメリットが強調される一方で、
「本当にうちの家に合っているのか?」
「後から後悔しないだろうか?」
と不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
実は、屋根カバー工法は「向いている家」と「向いていない家」がはっきり分かれる工法です。
向かない家に無理に採用すると、将来的に雨漏りや構造トラブルを招くこともあります。
この記事では、
屋根カバー工法の基本から、
向いている家・向いていない家の具体的な違い、
そして判断を誤らないためのポイントまで、詳しく解説します。
屋根カバー工法とは?基本をおさらい
既存の屋根を撤去せず、新しい屋根を重ねる工法
屋根カバー工法とは、
既存の屋根材の上に新しい屋根材を被せる工事方法です。
主に使われる屋根材は、
・ガルバリウム鋼板
・SGL鋼板
などの軽量金属屋根です。
既存屋根を撤去しないため、
「重ね葺き」「カバー工法」と呼ばれています。
葺き替え工事との大きな違い
葺き替え工事は、
・既存屋根の撤去
・下地補修
・新しい屋根材の施工
という流れですが、カバー工法は撤去工程がありません。
この違いが、
メリットにもデメリットにもなります。

屋根カバー工法の主なメリット
まずはなぜ、カバー工法が選ばれるのかを整理します。
① 費用を抑えやすい
既存屋根を撤去しないため、
・解体費
・廃材処分費
がほとんどかかりません。
そのため、
葺き替え工事よりも費用を抑えやすいという特徴があります。
② 工期が短い
撤去作業がない分、
・工事日数が短い
・生活への影響が少ない
というメリットがあります。
③ 防音・断熱性が向上しやすい
屋根が二重構造になることで、
・雨音が軽減される
・断熱性が向上する
と感じるケースもあります。
④ アスベスト対策として有効な場合がある
古いスレート屋根にアスベストが含まれている場合、
撤去せずに封じ込めるという意味で、
カバー工法が有効になるケースもあります。
しかし、すべての家に向いているわけではありません。
ここが非常に重要なポイントです。
カバー工法は
「今ある屋根の状態」を前提にする工法です。
つまり、
・下地が健全である
・構造に問題がない
ことが大前提になります。
屋根カバー工法が向いている家の特徴
ここから、具体的に見ていきます。
① 既存屋根がスレート屋根である
屋根カバー工法が最も多く採用されるのが、
**化粧スレート屋根(コロニアル・カラーベスト)**です。
理由は、
・屋根材が平ら
・重量が比較的軽い
・重ね施工しやすい
といった条件が揃っているからです。
② 雨漏りが発生していない、または軽微
カバー工法は、
下地(野地板)が健全であることが必須条件です。
そのため、
・長期間の雨漏りがない
・天井裏に腐食がない
家は、カバー工法に向いています。
③ 屋根下地(野地板)がしっかりしている
調査時に、
・野地板のたわみがない
・踏んでもフカフカしない
と判断できる場合、
カバー工法が選択肢になります。
④ 築20〜30年程度で初めての屋根リフォーム
築年数が浅すぎても、
古すぎても、
カバー工法は向きません。
築20〜30年前後で、初めて屋根を本格的に直す家は、
カバー工法が適しているケースが多いです。
⑤ 屋根形状がシンプル
・切妻屋根
・片流れ屋根
など、形状が単純な屋根は、
施工品質を保ちやすく、
カバー工法に向いています。
⑥ 将来的に建て替えや大規模リフォーム予定がある
「この家にあと20〜30年住めればいい」
という場合、
耐用年数のバランス的にもカバー工法は合理的です。
屋根カバー工法が向いていない家の特徴
ここからが特に重要です。
① すでに雨漏りが発生している家
雨漏りが起きている場合、
・防水紙の破れ
・野地板の腐食
が進行している可能性が高くなります。
カバー工法では、
内部の状態を根本的に直せません。
この場合、
葺き替え工事が必要になるケースがほとんどです。
② 野地板が傷んでいる家
以下の症状がある場合、要注意です。
・屋根を踏むと沈む
・天井裏にシミがある
・カビ臭がする
下地が傷んだ状態でカバー工法を行うと、
問題を「覆い隠す」だけになってしまいます。
③ すでにカバー工法が施工されている
屋根は、
何度も重ねられる構造ではありません。
すでに一度カバー工法をしている家は、
次は葺き替えが基本になります。
④ 瓦屋根の家
瓦屋根は、
・重量がある
・形状が複雑
ため、
基本的にカバー工法には向きません。
瓦屋根の場合は、
・葺き替え
・葺き直し
が選択肢になります。
⑤ 屋根の勾配が極端に緩い
勾配(傾き)が緩すぎる屋根では、
・雨水が流れにくい
・金属屋根の施工条件を満たさない
場合があります。
この場合、
防水上のリスクが高くなります。
⑥ 建物の耐震性に余裕がない
屋根が二重になることで、
わずかとはいえ重量は増します。
築年数が古く、
耐震性に不安がある家では、
慎重な判断が必要です。
「カバー工法を勧められた=最適」とは限らない
ここは強く伝えたいポイントです。
業者にとってカバー工法は、
・提案しやすい
・工期が短い
・利益を確保しやすい
工事であることも事実です。
そのため、
「とりあえずカバー工法で大丈夫です」
という提案には、
必ず根拠が必要です。
判断を誤らないためのチェックポイント
① 下地の説明があるか
・野地板の状態
・防水紙の劣化状況
について、
具体的な説明があるかは非常に重要です。
② 写真や調査結果を見せてくれるか
口頭説明だけでなく、
・小屋裏写真
・屋根調査写真
を提示できる業者は信頼度が高い傾向にあります。
③ 葺き替えとの比較説明があるか
カバー工法一択ではなく、
・葺き替えの場合のメリット・デメリット
・将来のメンテナンス
まで説明してくれるかを確認しましょう。
将来を見据えた工法選びが重要
屋根工事は、
・今の費用
だけでなく、
・10年後
・20年後
まで考えて判断する必要があります。
一時的に安く済ませた結果、
将来大きな工事が必要になることもあります。
まとめ|屋根カバー工法は「条件が合えば優秀な選択肢」
屋根カバー工法は、
・条件が合えば
・正しく施工されれば
非常にメリットの大きい工法です。
しかし、
・下地が傷んでいる
・雨漏りがある
・構造に問題がある
家に無理に採用すると、
後悔につながる可能性があります。
大切なのは、
「流行っているから」
「勧められたから」
ではなく、
自分の家の状態に合っているかどうかを見極めることです。
屋根は、
家を守る最後の砦。
だからこそ、
工法選びは慎重すぎるくらいで、ちょうどいいのです。
大谷建装工業では現地調査・お見積りを無料で行っておりますので、お気軽にご相談ください。
公共事業にも積極的に取り組んでおり、令和7年度において区内優良建設事業者に選ばれました。

直近10年間で、令和2年と令和7年の2度、褒章されております。
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それではまた。
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