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スレート屋根が暑くなりやすい理由

2026.06.30

こんにちは。
板橋区・練馬区・豊島区の屋根工事専門店、大谷建装工業です。
いつもブログをお読みいただき、ありがとうございます。

「スレート屋根は夏になるとすごく暑いと聞いた」

「2階が暑いのは屋根が原因なの?」

「遮熱塗装やカバー工法で暑さは改善できる?」

このようなご質問をいただくことがよくあります。

スレート屋根は現在の住宅で最も多く採用されている屋根材の一つですが、 真夏には屋根表面が70~80℃近くまで上昇することもある ため、住宅の暑さにも大きく関係しています。

もちろん、スレート屋根だから必ず室内が暑くなるというわけではありません。しかし、屋根の状態や塗膜の劣化、屋根裏の換気状況などによっては、2階や3階の室温に大きな影響を与えることがあります。

この記事で分かること

  • スレート屋根が暑くなりやすい理由
  • 真夏の屋根温度は何℃になるのか
  • 瓦や金属屋根との違い
  • 屋根の暑さが室内へ与える影響
  • 暑さ対策としてできること

住宅の外壁塗装・屋根塗装・屋根リフォーム・防水工事をご検討中の方は、ぜひ最後までご覧ください。


この記事は専門家が監修しています

大谷建装工業株式会社 代表取締役 大谷 雄二

監修者:大谷建装工業株式会社 代表取締役
大谷 雄二

東京都板橋区・練馬区・豊島区エリアを中心に、
外壁塗装・屋根工事・雨漏り修理を手がける地域密着の専門業者。

長年にわたり住宅メンテナンスの現場に携わり、
戸建住宅・公共施設の修繕工事を多数監修。

本記事は、実際の施工経験および専門的知見をもとに
内容確認・監修を行っています。

▶ 保有資格
・1級建築塗装作業技能士
・1級建築施工管理技士
・有機溶剤作業主任者

※記事内容は監修者による確認を経て公開しています。


スレート屋根とは?

まずはスレート屋根について簡単に確認しておきましょう。

スレート屋根とは、 セメントを主成分として作られた薄い屋根材です。

軽量で施工しやすく、 デザインも豊富なことから、 現在の戸建住宅で広く採用されています。

特徴 内容
重量 軽量で耐震性に優れる
価格 比較的採用しやすい
デザイン 種類や色が豊富
メンテナンス 定期的な塗装が必要

板橋区や練馬区でも、 築20年前後の住宅ではスレート屋根を採用している住宅を数多く見かけます。


スレート屋根が暑くなりやすい理由

スレート屋根は、 他の屋根材に比べて特別暑くなるというよりも、 熱を受けやすい条件が重なることが多い 屋根材です。

ここではその理由を詳しく見ていきます。


① 一日中強い日差しを受けるから

屋根は住宅の中で最も太陽光を受ける場所です。

朝から夕方まで、 直射日光を受け続けるため、 熱エネルギーを大量に吸収します。

その結果、 真夏には屋根表面が非常に高温になります。

重要
真夏のスレート屋根は、 条件によって70~80℃程度まで温度が上昇することがあります。

② スレートは熱を吸収しやすい

スレート屋根はセメントを主成分とした屋根材です。

太陽光を受けることで熱を蓄えます。

さらに濃い色の屋根では、 熱を吸収しやすくなります。

屋根色 熱の吸収しやすさ
ブラック ★★★★★
ダークグレー ★★★★☆
ブラウン ★★★★☆
ライトグレー ★★☆☆☆
ホワイト系 ★☆☆☆☆

もちろん色だけで全てが決まるわけではありませんが、 屋根の色は温度に影響する要素の一つです。


③ 塗膜が劣化するとさらに熱を受けやすくなる

スレート屋根は塗膜によって保護されています。

しかし、 紫外線や雨風によって塗膜は少しずつ劣化します。

塗膜が劣化すると、 屋根材が直接太陽光や雨の影響を受けやすくなります。

その結果、 屋根材そのものの劣化が進みやすくなります。

注意

塗膜の劣化によって屋根温度が劇的に上がるわけではありません。

しかし、 屋根材を保護する性能は低下していきます。


真夏のスレート屋根は何℃になる?

実際には気温だけでなく、 屋根の色や向き、 天候によっても変わります。

気温 屋根表面温度の目安
30℃ 約55~65℃
35℃ 約65~80℃
猛暑日 80℃以上になる場合もある

午後1時から3時頃は、 一日の中でも特に屋根温度が高くなる時間帯です。


他の屋根材と比べるとどうなの?

「瓦なら暑くならない」 「金属屋根はもっと暑い」 という話を聞くことがあります。

実際には、 単純に屋根材だけで比較することはできません。

屋根材 特徴
スレート屋根 軽量で普及率が高い。塗膜の状態が重要。
瓦屋根 厚みがあり熱が伝わりにくい構造。
金属屋根 熱を伝えやすいが冷めるのも比較的早い。
ポイント
屋根材だけでなく、 断熱材・屋根裏換気・屋根の色・塗料・施工方法によっても室内の暑さは大きく変わります。

屋根の熱はどのように室内へ伝わる?

屋根が高温になると、 その熱は屋根材だけにとどまりません。

屋根裏へ伝わり、 さらに天井を通して室内へ伝わります。

☀ 太陽

  ↓

スレート屋根
約70~80℃

  ↓

防水紙

  ↓

野地板

  ↓

屋根裏

  ↓

天井

  ↓

室内

そのため、 2階や3階だけ暑い という住宅では、 屋根の影響を受けているケースも少なくありません。


こんな住宅は屋根の熱の影響を受けやすい

セルフチェック

☑ 2階だけ極端に暑い

☑ 築15年以上経過している

☑ 屋根塗装を長年行っていない

☑ エアコンが効きにくい

☑ スレート屋根である

☑ 屋根の色あせが目立つ

これらに当てはまる場合は、 屋根の状態を一度確認してみることをおすすめします。

屋根の暑さは室内へどのように伝わるのか

スレート屋根が高温になると、 熱は屋根材だけに留まりません。

屋根材から防水紙、野地板、屋根裏へと熱が伝わり、 最終的には天井を通して室内へ伝わります。

そのため、 2階や3階だけが暑くなる住宅 では、屋根からの熱が影響しているケースがあります。

☀ 太陽

  ↓

スレート屋根
(高温になる)

  ↓

防水紙(ルーフィング)

  ↓

野地板

  ↓

屋根裏

  ↓

天井

  ↓

室内

屋根そのものだけではなく、 住宅全体の構造によって熱の伝わり方は変わります。


なぜ2階だけ暑く感じることが多いのか

「1階は快適なのに2階へ行くと一気に暑くなる」

このような住宅は珍しくありません。

その理由の一つが、 屋根から伝わる熱です。

屋根裏に熱がこもると、 天井面から室内へ熱が伝わり、 2階や3階の室温が上昇しやすくなります。

ポイント
室内の暑さはエアコンだけの問題ではありません。
屋根・断熱材・屋根裏換気など、建物全体が関係しています。

屋根裏の換気が不足するとさらに暑くなる

屋根裏には、 日中大量の熱がたまります。

この熱がうまく排出されない住宅では、 夕方や夜になっても屋根裏が冷えにくくなります。

その結果、 夜になっても室内が暑い状態が続くことがあります。

屋根裏換気の役割

屋根裏換気は、 熱気や湿気を屋外へ逃がす役割があります。

換気が適切に行われることで、 屋根裏に熱がこもりにくくなります。

換気が十分な場合 換気が不足している場合
熱が排出されやすい 熱がこもりやすい
室温上昇を抑えやすい 2階が暑くなりやすい
湿気対策にもなる 結露リスクが高まる

屋根塗装だけでなく、 屋根裏換気も快適な住環境には重要です。


塗膜が劣化すると暑さに影響するのか

スレート屋根は、 塗膜によって保護されています。

塗膜が劣化すると、 屋根材を守る性能は少しずつ低下します。

ただし、 塗膜が劣化したから屋根温度が急激に高くなるというわけではありません。

塗膜の役割は、 屋根材を紫外線や雨水から守ることです。

劣化を放置すると、 屋根材の吸水やひび割れなど、 別の劣化につながる可能性があります。


遮熱塗料とはどのような塗料なのか

近年、 屋根塗装では遮熱塗料を選ばれる方が増えています。

遮熱塗料は、 太陽光に含まれる近赤外線を反射することで、 屋根表面の温度上昇を抑えることを目的とした塗料です。

一般塗料 遮熱塗料
太陽熱を受けやすい 熱を反射しやすい
一般的な塗装 暑さ対策も期待できる

知っておきたいこと

遮熱塗料は屋根表面温度の上昇を抑えることが期待できますが、 室温の変化は住宅の断熱性能や屋根裏換気など複数の条件によって異なります。


屋根の色は暑さに関係する?

屋根の色も、 熱の吸収量に影響します。

一般的には、 黒や濃い色ほど熱を吸収しやすく、 白や明るい色ほど反射しやすい傾向があります。

熱の吸収
ブラック ★★★★★
ダークグレー ★★★★☆
ブラウン ★★★★☆
ライトグレー ★★☆☆☆
ホワイト系 ★☆☆☆☆

ただし、 屋根の色だけで室内の暑さが決まるわけではありません。

屋根材・断熱材・換気・塗料などを総合的に考えることが大切です。


スレート屋根でも暑さを抑えやすい住宅の特徴

チェックポイント

☑ 屋根裏換気がしっかり確保されている

☑ 適切な断熱材が施工されている

☑ 屋根塗装が定期的に行われている

☑ 劣化した屋根材を放置していない

☑ 屋根の点検を定期的に行っている

スレート屋根だから暑いのではなく、 住宅全体の性能によって快適性は大きく変わります。

スレート屋根の暑さを抑えるためにできること

スレート屋根は夏場に高温になりやすい屋根材ですが、 暑さを和らげるための方法はいくつかあります。

大切なのは、 現在の屋根の状態に合った方法を選ぶこと です。


① 定期的に屋根塗装を行う

スレート屋根は定期的な塗装によって、 塗膜の保護性能を維持することが重要です。

塗膜が健全な状態であれば、 紫外線や雨水から屋根材を守りやすくなります。

また、 遮熱性能を持つ塗料を選択することで、 屋根表面温度の上昇を抑えることが期待できます。一般に、遮熱性の高い屋根は通常の屋根よりも太陽光を多く反射し、吸収する熱を減らすことで建物への熱の伝わりを抑える仕組みです。

塗装がおすすめのケース

  • 屋根材に大きな傷みがない
  • 色あせやチョーキングが見られる
  • 築10~20年程度
  • 雨漏りしていない

② 屋根カバー工法を検討する

築20年前後のスレート屋根では、 塗装だけではなく 屋根カバー工法 が適している場合もあります。

屋根カバー工法は、 既存の屋根の上から新しい防水紙と屋根材を施工する工法です。

防水性能の向上だけでなく、 屋根構造が新しくなるため、 長期的なメンテナンスという面でもメリットがあります。

ただし、 「暑いからカバー工法をする」のではなく、屋根全体の劣化状況を見て判断することが重要です。


③ 屋根裏の換気を見直す

屋根が高温になっても、 屋根裏に熱がこもらなければ室内への影響を抑えやすくなります。

換気棟や軒裏換気など、 屋根裏の換気計画が適切であることも重要です。

屋根塗装だけでは改善しにくい暑さの場合は、 屋根裏換気も確認するとよいでしょう。


④ 断熱性能も確認する

室内の暑さは、 屋根だけで決まるわけではありません。

断熱材の性能や施工状況によっても、 室温は大きく変わります。

築年数が古い住宅では、 現在の住宅より断熱性能が低いこともあります。


こんな症状があれば屋根の点検をおすすめします

セルフチェック

☑ 真夏になると2階だけ極端に暑い

☑ エアコンが効きにくい

☑ 屋根が色あせている

☑ コケや藻が増えている

☑ 築15年以上経過している

☑ 屋根塗装を10年以上行っていない

☑ 雨漏りしたことがある

これらに複数当てはまる場合は、 屋根の状態を一度確認することをおすすめします。


スレート屋根についてよくある勘違い

スレート屋根だから暑い家になる?

必ずしもそうとは言えません。

住宅の暑さは、 屋根材だけではなく、 断熱材・屋根裏換気・屋根の色・窓・日当たりなど、 さまざまな要素が組み合わさって決まります。


遮熱塗料なら室内が必ず涼しくなる?

遮熱塗料は屋根表面の温度上昇を抑えることが期待できる塗料ですが、 室温の変化は住宅条件によって異なります。一般的に、反射率の高い屋根は熱の流入を減らし、冷房負荷や快適性の改善につながる可能性があります。

そのため、 「必ず○℃下がる」と断言できるものではありません。


黒い屋根は絶対に避けた方がいい?

黒や濃い色は熱を吸収しやすい傾向があります。

しかし、 デザイン性や街並みとの調和も重要です。

屋根の色だけで判断するのではなく、 塗料の性能や住宅全体のバランスを考えることをおすすめします。


夏場に屋根を見るときの注意点

真夏の屋根は非常に高温になります。

表面温度は70~80℃程度になることもあり、 条件によってはさらに高温になる場合もあります。

注意

ご自身で屋根へ登ることはおすすめできません。

転落事故だけでなく、 火傷や熱中症の危険もあります。

屋根の点検は専門業者へ依頼しましょう。


よくある質問

スレート屋根は瓦屋根より暑いですか?

屋根材ごとに特徴はありますが、 住宅の暑さは屋根材だけでは決まりません。

断熱材や屋根裏換気なども大きく影響します。


遮熱塗装をすると屋根温度は下がりますか?

遮熱塗料は太陽光を反射しやすくすることで、 屋根表面の温度上昇を抑えることが期待できます。


築20年以上のスレート屋根は塗装で大丈夫ですか?

屋根の状態によって異なります。

塗装が適している場合もあれば、 カバー工法や葺き替え工事が適している場合もあります。

まずは屋根の状態を確認した上で判断することが重要です。


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まとめ

スレート屋根は住宅で広く採用されている屋根材ですが、 真夏には屋根表面が非常に高温になることがあります。

その熱は屋根裏を通して室内へ伝わるため、 2階や3階が暑くなる原因の一つになる場合があります。

ただし、 スレート屋根だから必ず暑い家になるわけではありません。

断熱材や屋根裏換気、屋根の色、塗膜の状態など、 さまざまな要素が住まいの快適性に影響します。

「夏になると2階だけ暑い」「屋根の色あせが気になる」という場合は、屋根からのサインかもしれません。

屋根の状態を定期的に点検し、 必要に応じて塗装や屋根工事を行うことで、 屋根材を長持ちさせながら快適な住環境を維持しやすくなります。

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それではまた。

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