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屋根を一度もメンテナンスしていない家は何から確認すべき?

こんにちは、板橋区・練馬区で屋根工事・外壁塗装を行っている大谷建装工業です。

「家を建ててから一度も屋根をメンテナンスしていない」

このような住宅では、いざ点検しようと思っても、何から確認すればよいのか分からないという方も多いのではないでしょうか。

屋根は普段ほとんど目に入らないため、外壁や室内設備と比べると劣化に気付きにくい部分です。

しかし、屋根は毎日、紫外線、雨、風、気温差などの影響を直接受けています。

見た目に大きな異常がなくても、屋根材、棟板金、防水シート、雨どいなどでは少しずつ劣化が進んでいることがあります。

特に、これまで一度も点検や補修をしていない住宅では、最初から「塗装する」「カバー工法をする」と工事方法を決めるのではなく、まず現在の屋根の状態を整理することが大切です。

最初に確認したいポイント

  • 現在使われている屋根材の種類
  • 築年数と過去の工事歴
  • 屋根材の割れ・反り・ずれ
  • 棟板金や金属部分の状態
  • 雨漏りや天井のシミがないか
  • 屋根裏に雨染みがないか
  • 雨どい・軒天・外壁上部の状態

この記事では、屋根を一度もメンテナンスしていない住宅で、最初にどこを確認すればよいのか、点検の順番と考え方を詳しく解説します。


この記事は専門家が監修しています

大谷建装工業株式会社 代表取締役 大谷 雄二

監修者:大谷建装工業株式会社 代表取締役
大谷 雄二

東京都板橋区・練馬区・豊島区エリアを中心に、
外壁塗装・屋根工事・雨漏り修理を手がける地域密着の専門業者。

長年にわたり住宅メンテナンスの現場に携わり、
戸建住宅・公共施設の修繕工事を多数監修。

本記事は、実際の施工経験および専門的知見をもとに
内容確認・監修を行っています。

▶ 保有資格
・1級建築塗装作業技能士
・1級建築施工管理技士
・有機溶剤作業主任者

※記事内容は監修者による確認を経て公開しています。


まず確認したいのは「築何年か」ではなく「今どんな状態か」

屋根メンテナンスについて調べると、

「築10年で塗装」

「築20年ならカバー工法」

といった情報を目にすることがあります。

築年数は点検時期を考える目安にはなりますが、年数だけで工事方法を決めることはできません。

同じ築20年の住宅でも、屋根材、日当たり、風通し、屋根勾配、周辺環境によって傷み方は大きく異なります。

条件 屋根への影響
日当たりが強い 塗膜やシーリングが劣化しやすい
周囲に樹木が多い コケ・落ち葉・雨どい詰まりが起こりやすい
風が強い立地 棟板金や屋根材へ負担がかかりやすい
緩い勾配 雨水が流れにくい部分に注意が必要
過去に台風被害がある 目立たない破損が残っている場合がある
築年数は「点検を始めるきっかけ」として使い、実際の工事方法は現地の状態から判断するのが基本です。

最初に屋根材の種類を確認する

一度もメンテナンスしていない住宅では、まず自宅に何の屋根材が使われているのかを確認します。

屋根材によって、点検する場所や適したメンテナンス方法が異なるためです。

スレート屋根

薄い板状の屋根材を重ねて施工する屋根です。

確認したいのは、色あせ、コケ、ひび割れ、反り、欠け、棟板金の浮きなどです。

屋根材の状態が良ければ塗装を検討できますが、割れや反りが広範囲にある場合は、カバー工法など別の方法を考えることがあります。

金属屋根

金属屋根では、サビ、塗膜剥離、固定部、継ぎ目、棟部分を確認します。

表面的なサビであれば塗装で保護できる場合がありますが、穴あきや下地腐食がある場合は補修や葺き替えが必要になります。

瓦屋根

瓦自体は長期間使用できるものもありますが、瓦の下にある防水シートは劣化します。

瓦の割れやずれだけでなく、棟、谷板金、防水シート、野地板なども確認します。

屋根材によっては塗装が適さないものもあります。

「古いからとりあえず塗装」と判断する前に、屋根材の種類を確認することが重要です。

屋根材の割れ・反り・ずれを確認する

屋根材そのものに異常がないか確認します。

ただし、自分で屋根へ上る必要はありません。

地上やベランダから見える範囲を確認し、詳細は専門業者に点検してもらいます。

割れ・欠け

スレートや瓦に割れがあると、そこから屋根材の下へ雨水が入りやすくなります。

屋根材の下には防水シートがあるため、割れたからすぐ雨漏りするとは限りませんが、放置はおすすめできません。

反り

スレート屋根が反っていると、重なり部分へ風を伴う雨が入りやすくなる場合があります。

反りが大きい屋根は、塗装だけで元の形へ戻すことはできません。

ずれ

瓦や一部の屋根材がずれている場合は、強風や地震などの影響を受けている可能性があります。

周囲の固定状態や防水シートも確認します。

棟板金や金属部分を確認する

屋根本体だけでなく、棟板金や谷板金などの金属部分も重要です。

特に棟板金は屋根の高い位置にあり、風の影響を受けやすい部分です。

  • 板金が浮いていないか
  • 釘やビスが抜けていないか
  • サビが発生していないか
  • 板金が変形していないか
  • 継ぎ目が開いていないか

長期間メンテナンスしていない場合、棟板金そのものより、内部の貫板が劣化していることもあります。

固定力が低下すると、強風時に板金が浮いたり飛散したりする可能性があります。

雨漏りしていないか室内側から確認する

「今まで雨漏りしていないから屋根は大丈夫」とは限りません。

屋根裏などでは、室内へ水が落ちる前から雨水の痕跡が出ていることがあります。

最上階の室内では、次のような症状を確認します。

  • 天井に茶色や黄色っぽいシミがないか
  • クロスが浮いていないか
  • 押し入れや収納内部がかび臭くないか
  • 天井付近にカビがないか
  • 雨の日だけにおいが強くならないか

古いシミの場合でも、現在も雨漏りしているのか、過去のものなのかを確認します。

室内に水滴が出ていなくても、屋根裏には雨染みが残っていることがあります。

屋根裏を確認できるなら非常に参考になる

点検口などから屋根裏を確認できる住宅では、屋根外側だけでは分からない情報を得られます。

ただし、屋根裏へ無理に入り込む必要はありません。

安全に確認できる範囲で、次のような状態を見ます。

確認項目 考えられること
野地板に雨染み 過去または現在の雨水浸入
木部が黒く変色 長期間の湿気・雨漏り
釘がサビている 結露または雨水の影響
断熱材が濡れている 雨漏り・結露の可能性
かび臭い 湿気が長期間残っている可能性

屋根裏の雨染みは、屋根表面のどの位置に問題があるかを探す手がかりになります。

防水シートの状態も重要

屋根のメンテナンスというと、表面の屋根材ばかりに目が向きがちです。

しかし、雨漏りを防ぐうえで重要なのが、屋根材の下にある防水シートです。

防水シートは普段見えないため、築年数が経過していても状態を把握しにくい部分です。

一度も屋根工事をしていない住宅では、防水シートも新築時からそのままである可能性があります。

経年によって硬化、破れ、釘穴周辺の劣化などが起きると、屋根材の下へ入った雨水を防ぎきれなくなることがあります。

表面の屋根材がきれいに見えても、防水シートまで同じ状態とは限りません。

雨どい・軒天・鼻隠しも一緒に確認する

屋根を点検するときは、雨どいなどの周辺部材も確認します。

雨どい

落ち葉や泥が詰まっていないか、変形していないかを確認します。

詰まりがあると、雨水が軒先からあふれ、軒天や外壁へ水が回ることがあります。

軒天

軒天にシミ、剥がれ、変色がある場合は、屋根や雨どいの不具合が上部で起きている可能性があります。

鼻隠し・破風

塗膜の剥がれや木部腐食がないか確認します。

鼻隠しが傷むと、雨どいを固定する金具にも影響することがあります。

塗装で済む屋根と、塗装では難しい屋根を分ける

一度もメンテナンスしていない住宅では、点検後に「塗装でよいのか」「カバー工法が必要なのか」を判断します。

状態 検討される対応
色あせ中心・屋根材が健全 屋根塗装
一部に割れ・板金不具合 部分補修+必要に応じ塗装
割れ・反りが広範囲 カバー工法などを検討
防水層劣化・下地は健全 カバー工法を検討
野地板まで腐食 葺き替え・下地補修を検討

重要なのは、メンテナンスをしてこなかった年数の長さではなく、現在どこまで劣化が進んでいるかです。

「一度もメンテナンスしていない=すぐ大規模工事」とは限らない

長年メンテナンスをしていないと、「もう全部交換しなければならないのでは」と不安になるかもしれません。

しかし、点検してみると屋根材や下地が比較的良好で、部分補修や塗装で対応できる場合もあります。

反対に、外から見るときれいでも、防水シートや野地板まで傷んでいる場合もあります。

工事内容は「何年放置したか」ではなく、「現時点でどこが傷んでいるか」で決めることが大切です。

点検時に確認してもらいたい項目

  • 屋根材の種類
  • 屋根材の割れ・反り・ずれ
  • 塗膜の色あせや剥がれ
  • 棟板金の浮き・固定状態
  • 谷板金のサビや詰まり
  • 屋根と外壁の取り合い
  • 雨どいの詰まり・変形
  • 軒天・破風・鼻隠しの状態
  • 屋根裏の雨染み
  • 防水シート・野地板の状態

点検結果は、できれば写真で確認できるようにしてもらうと分かりやすくなります。

自分で屋根へ上る必要がないため、安全面でも安心です。

こんな症状があれば早めに点検を

  • 天井や壁に雨染みがある
  • 棟板金が浮いて見える
  • 屋根材が割れている
  • 庭に屋根材や金属片が落ちていた
  • 軒天が剥がれている
  • 雨どいから水があふれる
  • 屋根裏がかび臭い
  • 台風後から室内に異変がある

このような症状は、単なる見た目の問題ではなく、屋根内部の劣化につながっている可能性があります。

よくある質問

Q.築20年以上、一度も屋根をメンテナンスしていません。すぐ工事が必要ですか?

築年数だけでは判断できません。まず屋根材、棟板金、防水シート、下地の状態を確認し、必要な工事範囲を判断します。

Q.雨漏りしていなければ点検しなくても大丈夫ですか?

雨漏りがなくても、屋根材や板金、防水シートが劣化していることがあります。一度も点検していない場合は、状態確認をおすすめします。

Q.一度も塗装していない屋根でも塗装できますか?

屋根材の種類と状態によります。割れや反りが少なく下地が健全であれば塗装できる場合があります。

Q.屋根材が古い場合はカバー工法がよいですか?

古いという理由だけで決めることはできません。屋根材の状態、防水シート、野地板、既存屋根の種類を確認して判断します。

Q.自分で屋根に上って確認してもよいですか?

転落事故や屋根材の踏み割れにつながるため、屋根へ上るのは避けましょう。地上から見える範囲の確認にとどめます。

Q.外壁塗装をするときに屋根も確認した方がよいですか?

足場を設置する場合は、屋根を確認しやすいタイミングです。今すぐ工事が必要でなくても、今後のメンテナンス計画を立てる参考になります。

まとめ

屋根を一度もメンテナンスしていない住宅では、いきなり塗装やカバー工法を決める必要はありません。

まず確認したいのは、現在使われている屋根材と、屋根全体が今どのような状態になっているかです。

最初の点検で確認したいこと

  • 屋根材の種類
  • 割れ・反り・ずれ
  • 棟板金や谷板金の状態
  • 室内や屋根裏の雨染み
  • 防水シートと野地板の状態
  • 雨どい・軒天・鼻隠し
  • 過去の台風や強風による影響

屋根表面が色あせている程度で、屋根材と下地が健全であれば塗装を検討できます。

一方、屋根材の割れや反りが広範囲にある場合はカバー工法、防水シートや野地板まで大きく傷んでいる場合は葺き替えなど、別の方法が適することもあります。

大切なのは、築年数や「一度もメンテナンスしていない」という事実だけで工事内容を決めないことです。

現在の状態を正確に把握し、必要な場所へ必要なメンテナンスを行うことが、屋根を長く維持することにつながります。

大谷建装工業では現地調査・お見積りを無料で行っておりますので、お気軽にご相談ください。

公共事業にも積極的に取り組んでおり、令和7年度において区内優良建設事業者に選ばれました。

優良建設事業者 褒章 賞状 褒状 賞状

直近10年間で、令和2年と令和7年の2度、褒章されております。

また、大谷建装工業では現地調査を行った後に、カラーシュミレーションにて施工後のイメージをお伝えすることも可能です。

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それではまた。

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