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雨どいの詰まりが屋根に与える影響

2026.08.05

こんにちは、板橋区・練馬区で屋根工事・外壁塗装を行っている大谷建装工業です。

屋根のメンテナンスというと、屋根材の割れや色あせ、棟板金の浮きなどを思い浮かべる方が多いかもしれません。

しかし、屋根から流れる雨水を適切に排水する雨どいも、建物を守るうえで非常に重要な部材です。

雨どいに落ち葉や泥、鳥の巣などが詰まると、雨水がスムーズに流れなくなり、軒先からあふれ出します。

一見すると雨どいだけの問題に見えますが、あふれた雨水が軒先、屋根材の裏側、破風、鼻隠し、軒天、外壁などへ回り込むことで、屋根や建物全体の劣化につながる可能性があります。

この記事では、雨どいの詰まりが屋根に与える影響、詰まりやすい原因、確認したい症状、安全な対処方法、再発防止のポイントについて詳しく解説します。

この記事のポイント

  • 雨どいは屋根から流れる雨水を安全に排水する設備
  • 詰まりによって雨水が軒先や屋根内部へ回ることがある
  • 軒天・破風・鼻隠し・外壁の劣化にもつながる
  • 清掃だけでなく勾配や固定金具も確認する
  • 自分で屋根へ上って掃除するのは危険

この記事は専門家が監修しています

大谷建装工業株式会社 代表取締役 大谷 雄二

監修者:大谷建装工業株式会社 代表取締役
大谷 雄二

東京都板橋区・練馬区・豊島区エリアを中心に、
外壁塗装・屋根工事・雨漏り修理を手がける地域密着の専門業者。

長年にわたり住宅メンテナンスの現場に携わり、
戸建住宅・公共施設の修繕工事を多数監修。

本記事は、実際の施工経験および専門的知見をもとに
内容確認・監修を行っています。

▶ 保有資格
・1級建築塗装作業技能士
・1級建築施工管理技士
・有機溶剤作業主任者

※記事内容は監修者による確認を経て公開しています。


雨どいは屋根を守るための重要な排水設備

雨どいは、屋根に降った雨水を集め、地上や排水設備へ導く役割を持っています。

屋根面には広い範囲へ雨が降るため、強い雨の日には大量の雨水が軒先へ集まります。

雨どいが正常に機能していれば、雨水は軒どいから集水器、竪どいへと流れ、建物から離れた場所へ排水されます。

部材 主な役割
軒どい 屋根の軒先から流れる雨水を受ける
集水器 軒どいの雨水を集めて竪どいへ送る
竪どい 雨水を地上や排水設備へ流す
支持金具 雨どいを適切な位置と勾配で固定する
雨どいは屋根とは別の付属部材ではなく、屋根の排水機能を完成させるための重要な設備です。

雨どいが詰まる主な原因

落ち葉や枝

周囲に樹木が多い場合は、落ち葉や小枝が屋根へ落ち、そのまま軒どいへ流れ込みます。濡れた落ち葉が泥と混ざると、集水器や竪どいを塞ぎやすくなります。

土・砂・泥

風で飛ばされた土や砂、屋根表面の汚れが少しずつたまり、底部に泥の層を作ることがあります。

コケや屋根材の破片

コケ、劣化した塗膜、屋根材の小さな破片が雨水と一緒に流れ込みます。破片が多い場合は屋根材の劣化も確認します。

鳥の巣や飛来ゴミ

鳥の巣材、羽毛、ビニール袋などが集水器へ入り、排水を妨げることがあります。

雨どいの変形や勾配不良

異物が少なくても、雨どいが変形している、支持金具が緩んでいる、勾配が崩れている場合は水が流れにくくなります。

雨どいの詰まりは、ゴミを取り除けば必ず解決するとは限りません。

雨どいの傾き、変形、接続部、竪どい内部まで確認する必要があります。

雨どいの詰まりが屋根に与える主な影響

軒先へ雨水が逆流する

軒どいや集水器が詰まると雨水がたまり、縁からあふれます。条件によっては屋根側へ水がたまり、軒先の下へ回り込むことがあります。

屋根材の裏側へ水が回る

屋根材は上から下へ流れる雨水を排水するよう施工されています。しかし、軒先に水がたまり強風が吹くと、重なり部分や軒先から雨水が入り込むことがあります。

野地板や垂木が傷む

野地板や垂木は木材でできていることが多く、長期間濡れた状態が続くと腐食の原因になります。

軒先板金がサビやすくなる

金属製の軒先板金へ水分がたまり続けると、塗膜劣化やサビにつながります。

影響を受ける部分 起こり得る症状
屋根材 吸水、コケ、割れ、重なり部分への浸水
防水シート 劣化部や釘穴からの雨水浸入
野地板 雨染み、腐食、固定力低下
軒先板金 サビ、変形、穴あき
鼻隠し 塗膜剥離、腐食、金具の緩み

軒天・破風・鼻隠しにも影響する

軒天に雨染みができる

雨どいからあふれた水が軒先の内側へ回ると、軒天に雨染みや変色が現れることがあります。表面だけを塗装しても原因が残れば再発します。

軒天材が剥がれる

繰り返し濡れると、膨れ、反り、剥がれが起こり、進行すると一部が落下する可能性もあります。

破風・鼻隠しが傷む

破風や鼻隠しへ雨水が集中すると、塗膜剥離や木部腐食が進みます。鼻隠しが傷むと雨どい金具の固定力も低下します。

軒天や鼻隠しにシミ・剥がれがある場合は、表面だけでなく上部の雨どいと屋根の納まりも確認しましょう。

雨どいのあふれが外壁へ与える影響

雨だれ汚れ

同じ場所へ繰り返し水が流れると、外壁に黒い筋状の汚れができます。

コケや藻

外壁が頻繁に濡れると、北面や日当たりの悪い場所でコケや藻が広がりやすくなります。

ひび割れや目地からの浸水

通常は大量の雨水がかからない外壁部分へ集中的に水が流れ、その場所にひび割れやシーリング切れがあると、内部へ水が入りやすくなります。

基礎まわりへの水の集中

竪どいが詰まると、建物の足元へ大量の水が落ち、泥はね、基礎まわりの汚れ、通路の水たまりにつながります。

雨どい自体の破損や変形につながる

水や泥の重さでたわむ

詰まった雨どいには水、濡れた落ち葉、泥がたまり、その重さで雨どいがたわみ、支持金具が曲がることがあります。

継ぎ目から水が漏れる

水がたまり続けると継ぎ目や接続部へ負担がかかり、漏水することがあります。

雨どいが外れる

金具の緩みや鼻隠しの腐食がある状態で水や雪の荷重が加わると、雨どいが外れる可能性があります。

冬季の凍結

雨どいに残った水が凍結すると、膨張によって変形や割れが起こることがあります。

詰まりを取り除いても、すでに雨どいが変形している場合は、適切な排水勾配に戻らないことがあります。

雨どいの詰まりが雨漏りにつながる流れ

  1. 落ち葉や泥が軒どい・集水器へたまる
  2. 雨水が竪どいへ流れにくくなる
  3. 軒どいの水位が上がる
  4. 雨水が外側や屋根側へあふれる
  5. 軒先・鼻隠し・軒天が繰り返し濡れる
  6. 防水層や下地の弱い部分へ水が入る
  7. 屋根裏や室内に雨染みが現れる
雨どいの詰まりは、屋根の弱っている部分へ通常以上の水分を与える原因になります。

雨どいが詰まっているときに見られる症状

  • 雨の日に雨どいの途中から水があふれる
  • 集水器から水が噴き出す
  • 外壁に黒い雨だれがある
  • 軒天にシミや剥がれがある
  • 雨どいの中から草が生えている
  • 雨どいが傾いている
  • 継ぎ目から水が漏れる
  • 支持金具が外れている
  • 雨のあとも水が残っている

詰まりやすい住宅・立地の特徴

周辺環境 詰まりやすい原因
樹木が多い 落ち葉、枝、種
交通量が多い 砂ぼこり、粉じん
鳥が多い 巣材、羽毛、ふん
強風が吹く 飛来ゴミ、ビニール
日当たりが悪い コケ、泥の乾燥不足

雨どいの詰まりを安全に確認する方法

雨の日に地上から水の流れを見る

雨どいから水があふれている場所や、竪どいへ流れていない場所を確認します。ただし大雨や強風時は近づきすぎないようにします。

窓やベランダから見える範囲を確認する

身を乗り出さず、安全な位置から落ち葉や泥の有無を確認します。

雨上がりに水が残っていないか見る

雨が止んでも一部に水が残っている場合は、詰まりや勾配不良の可能性があります。

自分ではしごを掛けたり、屋根へ上ったりして雨どいを掃除するのは危険です。

高所作業は専門業者へ依頼しましょう。

雨どい清掃だけでなく確認したいポイント

  • 集水器と竪どい内部
  • 雨どいの勾配
  • 支持金具の緩みや曲がり
  • 継ぎ目や端部
  • 軒先・軒天・鼻隠し
  • 雨どい内の屋根材破片
雨どい清掃は「ゴミを取って終了」ではなく、排水経路と周辺部材が正常か確認することが重要です。

雨どいの詰まりを予防する方法

定期点検

樹木が多い建物では、落葉後や台風後に確認するとよいでしょう。

周囲の樹木管理

建物へ覆いかぶさる枝を剪定すると、落ち葉や枝が屋根へ落ちる量を抑えられます。

落ち葉よけネット

落ち葉が多い場所では有効ですが、ネット自体にゴミがたまることもあるため、設置後も点検が必要です。

屋根・外壁工事時の清掃

足場を設置する屋根工事や外壁塗装の際は、雨どいの清掃と状態確認をあわせて行う良い機会です。

容量や位置の見直し

強い雨のたびにあふれる場合は、雨どいの大きさ、集水器の数、竪どいの位置が建物に合っているか確認します。

屋根工事と一緒に雨どいを確認するメリット

屋根工事では足場を設置することが多く、普段見えにくい雨どい内部や支持金具を確認しやすくなります。

  • 軒どい内部の泥や落ち葉
  • 集水器の詰まり
  • 竪どいの排水状況
  • 雨どいの勾配
  • 支持金具の緩み
  • 鼻隠しの腐食
  • 軒天のシミ
  • 屋根材の破片

屋根材だけを新しくしても、雨どいが詰まったままでは適切に排水できません。屋根、軒先、雨どいを一体で確認することが大切です。

よくある質問

Q.雨どいが詰まると必ず雨漏りしますか?

必ずではありませんが、軒先に雨水がたまり、屋根や防水層の弱い部分へ水が回ることで雨漏りのきっかけになる可能性があります。

Q.水があふれる原因は詰まりだけですか?

変形、勾配不良、集水器や竪どいの容量不足、雨量が排水能力を超えていることなども考えられます。

Q.軒天のシミは雨どいが原因ですか?

雨どいのあふれが原因の場合もありますが、屋根材、防水シート、軒先板金なども確認します。

Q.自分で掃除してもよいですか?

高所での作業は避けましょう。はしごや屋根からの転落事故につながるため、専門業者へ依頼する方が安全です。

Q.落ち葉よけネットを付ければ掃除は不要ですか?

不要にはなりません。ネットの上に落ち葉がたまったり、細かな泥が内部へ入ったりするため点検が必要です。

Q.草が生えています。問題がありますか?

泥や水分が長期間たまっているサインです。排水が妨げられている可能性が高いため、早めに清掃と確認を行います。

Q.清掃だけで直らない場合は?

勾配、変形、支持金具、集水器、竪どい内部を確認し、必要に応じて部分交換や全体交換を検討します。

Q.外壁塗装のときに確認できますか?

足場があるため確認しやすい時期です。内部清掃、支持金具、勾配、継ぎ目などを確認できます。

まとめ

雨どいは、屋根に降った雨水を集め、建物から安全に排水する重要な設備です。

落ち葉や泥などで詰まると、雨水が軒先からあふれ、屋根材の裏側、野地板、軒先板金、鼻隠し、軒天、外壁などへ影響する可能性があります。

雨どいから水があふれていても、すぐに室内へ雨漏りするとは限りません。

しかし、屋根や防水層に経年劣化がある場合は、通常とは異なる雨水の流れが雨漏りや腐食を進めるきっかけになります。

雨どいの詰まりで確認したいポイント

  • 軒どいや集水器に落ち葉・泥がないか
  • 竪どいへ正常に水が流れているか
  • 雨どいがたわんだり傾いたりしていないか
  • 軒天や鼻隠しにシミ・剥がれがないか
  • 外壁に雨だれやコケがないか
  • 支持金具が緩んでいないか

雨どいの詰まりを見つけた場合は、ゴミを取り除くだけでなく、排水勾配、支持金具、竪どい、軒先周辺の状態まで確認することが大切です。

また、高所にある雨どいを自分で清掃するのは転落の危険があります。異常が見られる場合は、安全に点検できる専門業者へ相談しましょう。

屋根と雨どいを一体でメンテナンスすることが、雨漏りや建物の劣化を防ぎ、住宅を長持ちさせることにつながります。

大谷建装工業では現地調査・お見積りを無料で行っておりますので、お気軽にご相談ください。

公共事業にも積極的に取り組んでおり、令和7年度において区内優良建設事業者に選ばれました。

優良建設事業者 褒章 賞状 褒状 賞状

直近10年間で、令和2年と令和7年の2度、褒章されております。

また、大谷建装工業では現地調査を行った後に、カラーシュミレーションにて施工後のイメージをお伝えすることも可能です。

大谷建装工業 屋根診断雨漏り診断

無料外壁屋根診断|板橋区・豊島区の屋根修理&雨漏り専門店 大谷建装工業 (otani-kenso.roof.com)

無料お見積依頼・お問い合わせ板橋区・豊島区の屋根修理&雨漏り専門店 大谷建装工業 (otani-kenso.roof.com)

それではまた。

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