屋根に白い粉のようなものが出る理由
こんにちは。
板橋区・練馬区・豊島区の屋根工事専門店、大谷建装工業です。
いつもブログをお読みいただき、ありがとうございます。
「屋根を見たら白い粉のようなものが付いていた」
「外壁で聞いたことがあるチョーキング現象が屋根でも起こるの?」
「白い粉が出ているけど放置して大丈夫?」
このような疑問をお持ちの方は少なくありません。
実は屋根に付着する白い粉のようなものは、屋根の劣化サインである場合があります。
特にスレート屋根やセメント系屋根材では、経年劣化によって表面の塗膜が傷み、白い粉が発生することがあります。
一方で、白い粉に見えても実際には汚れやコケの一種であるケースもあります。
そのため、 「何が原因で白くなっているのか」 を正しく判断することが重要です。
この記事で分かること
- 屋根に白い粉が出る原因
- チョーキング現象との関係
- 放置した場合のリスク
- 塗装で対応できるケース
- 屋根工事が必要なケース
住宅の外壁塗装、屋根塗装、屋根リフォーム、防水工事を検討中の方はぜひ最後まで読んでみてください。
この記事は専門家が監修しています

監修者:大谷建装工業株式会社 代表取締役
大谷 雄二
東京都板橋区・練馬区・豊島区エリアを中心に、
外壁塗装・屋根工事・雨漏り修理を手がける地域密着の専門業者。
長年にわたり住宅メンテナンスの現場に携わり、
戸建住宅・公共施設の修繕工事を多数監修。
本記事は、実際の施工経験および専門的知見をもとに
内容確認・監修を行っています。
▶ 保有資格
・1級建築塗装作業技能士
・1級建築施工管理技士
・有機溶剤作業主任者
※記事内容は監修者による確認を経て公開しています。
屋根に白い粉のようなものが出る現象とは
まず最初に知っておきたいのは、 白い粉の正体は一つではない ということです。
実際の現場では大きく分けて次のようなケースがあります。
| 原因 | 特徴 |
|---|---|
| チョーキング現象 | 触ると白い粉が手につく |
| 塗膜劣化 | 色あせと同時に発生 |
| コケや藻 | 白っぽく見える場合がある |
| 排気ガスや汚れ | 部分的に白く見える |
| 塩分やカルシウム成分 | 白華現象として現れることがある |
そのため、 「白い=すぐ塗装が必要」ではありません。
まずは原因を把握することが重要です。

最も多い原因はチョーキング現象
屋根に白い粉が出る原因として最も多いのが チョーキング現象 です。
チョーキング現象とは
チョーキング現象とは、 塗料の成分が紫外線によって分解され、 粉状になって表面に現れる現象です。
外壁ではよく知られていますが、 屋根でも発生します。
特にスレート屋根では非常に多く見られます。
チョーキング現象は塗膜劣化のサインです。
つまり、 屋根を保護している塗膜の寿命が近づいている可能性があります。
なぜ白い粉になるのか
塗料には顔料や樹脂が含まれています。
紫外線を長年浴び続けると、 樹脂が分解されていきます。
すると顔料が表面へ露出し、 白い粉のように見えるようになります。
屋根は建物の中で最も紫外線を受ける場所です。
そのため、 外壁よりも早くチョーキングが発生するケースもあります。
屋根は外壁よりも過酷な環境にある
なぜ屋根は劣化しやすいのでしょうか。
その理由は、 屋根が住宅の中で最も厳しい環境にさらされているからです。
| 劣化要因 | 屋根への影響 |
|---|---|
| 紫外線 | 塗膜分解 |
| 雨 | 塗膜摩耗 |
| 風 | 砂埃による摩耗 |
| 温度変化 | 膨張収縮 |
| 積雪 | 凍害リスク |
特に夏場の屋根表面温度は、 60℃〜80℃以上 になることもあります。
これだけ過酷な環境では、 塗膜も徐々に劣化していきます。
白い粉が出ると防水性能はどうなるのか
チョーキング現象が起きると、 屋根材そのものがすぐ壊れるわけではありません。
しかし、 防水性能は徐々に低下していきます。
塗膜の役割
塗膜には、 屋根材を雨や紫外線から守る役割があります。
つまり、 塗膜が劣化すると屋根材が直接ダメージを受けるようになります。
スレート屋根の場合、 吸水しやすくなることで様々な問題が起こります。
- ひび割れ
- 欠け
- 反り
- コケ発生
- 藻発生
重要ポイント
白い粉が出ている状態は、 雨漏りしている状態ではありません。
しかし、 放置すると将来的な屋根劣化を早める可能性があります。
白い粉が出やすい屋根材
すべての屋根材で同じように発生するわけではありません。
白い粉が出やすい屋根材には特徴があります。
スレート屋根
最も多いのがスレート屋根です。
板橋区や練馬区でも数多く採用されています。
築10年〜20年頃になると、 チョーキング現象が見られることがあります。

セメント瓦
セメント瓦も塗装によって防水性能を維持しています。
そのため、 塗膜劣化が進むと白い粉が発生します。
金属屋根は比較的少ない
ガルバリウム鋼板などの金属屋根では、 チョーキングは比較的少ない傾向があります。
ただし塗膜が劣化すれば発生することがあります。
こんな症状があれば注意
屋根に白い粉が出ている場合、 次の症状も同時に確認してみてください。
☑ 屋根が色あせている
☑ コケが増えている
☑ 黒ずみが目立つ
☑ ひび割れがある
☑ 築15年以上経過している
☑ 前回塗装から10年以上経過している
これらが当てはまる場合、 屋根全体の劣化が進行している可能性があります。
白い粉だけを見るのではなく、 屋根全体の状態を確認することが大切です。
白い粉を放置するとどうなるのか
屋根に白い粉が出ていても、 すぐに雨漏りするわけではありません。
そのため、 「まだ大丈夫だろう」 と考えてしまう方も少なくありません。
しかし、 白い粉は塗膜劣化のサイン です。
放置することで、 屋根材そのものの劣化が進行していきます。
屋根材が水を吸いやすくなる
塗膜の大きな役割は、 屋根材への吸水を防ぐことです。
チョーキング現象が発生しているということは、 塗膜の保護機能が低下している状態です。
すると、 スレート屋根は徐々に水を吸収しやすくなります。
スレート屋根は本来、塗膜によって保護されています。
塗膜が劣化すると屋根材そのものがダメージを受けやすくなります。
ひび割れが発生しやすくなる
水を吸ったスレート屋根は、 乾燥すると収縮します。
この 吸水と乾燥の繰り返し によって、 少しずつ屋根材に負担がかかります。
その結果、 ひび割れや欠けが発生することがあります。
特に北側の屋根や、 日当たりが悪い部分では注意が必要です。
コケや藻が増える
塗膜が劣化すると、 屋根表面に水分が残りやすくなります。
すると、 コケや藻が繁殖しやすい環境になります。
板橋区や練馬区の住宅でも、 北側だけ緑色になっている屋根を見かけることがあります。
これは屋根が湿気を保持しやすくなっているサインです。
覚えておきたいポイント
白い粉 → 吸水増加 → コケ発生 → 劣化進行
という流れで屋根の寿命が短くなることがあります。
白い粉とコケの違い
実際の現場では、 白い粉とコケを勘違いしているケースもあります。
見た目が似ていても、 原因は全く異なります。
| 症状 | 特徴 |
|---|---|
| チョーキング | 触ると粉が手につく |
| コケ | 緑色や白緑色になる |
| 藻 | 黒っぽく見える |
| 汚れ | 触っても粉がつかない |
チョーキングか確認する方法
外壁であれば簡単に確認できますが、 屋根は危険なので無理に登らないでください。
もし安全に確認できる場所があれば、 手で軽く触ってみます。
その際、 白い粉が手につくならチョーキング現象の可能性が高くなります。
屋根に登る行為は転落事故につながります。
確認は専門業者へ依頼することをおすすめします。
白い粉が出ている屋根は塗装した方が良いのか
多くのお客様からいただく質問です。
結論から言うと、 屋根の状態によって変わります。
白い粉が出ているから必ず塗装というわけではありません。
塗装が有効なケース
次のような状態であれば、 塗装によるメンテナンスが有効な場合があります。
- 雨漏りしていない
- ひび割れが少ない
- 反りがない
- 屋根材の劣化が軽度
- 防水紙に問題がない
この場合、 塗装によって防水性を回復できる可能性があります。
塗装だけでは解決できないケース
一方で、 塗装だけでは解決できないケースもあります。
| 症状 | 塗装で改善できるか |
|---|---|
| チョーキング | 〇 |
| 軽度の色あせ | 〇 |
| 雨漏り | × |
| 防水紙劣化 | × |
| 野地板腐食 | × |
| 広範囲の割れ | △ |
重要
塗装は屋根材表面を保護する工事です。
雨漏りや下地の劣化を修復する工事ではありません。
築20年以上の屋根は特に注意
築20年以上経過した住宅では、 白い粉が出ている場合に注意が必要です。
なぜなら、 塗膜だけでなく防水紙も寿命に近づいている可能性があるからです。
屋根は見えない部分も重要
屋根は次のような構造になっています。
| 順番 | 部材 |
|---|---|
| ① | 屋根材 |
| ② | 防水紙(ルーフィング) |
| ③ | 野地板 |
| ④ | 垂木 |
白い粉は屋根材表面の症状です。
しかし、 築20年以上経過している場合は、 その下の防水紙も確認した方がよいケースがあります。
防水紙の寿命との関係
一般的に防水紙は20年〜30年前後で劣化します。
屋根材表面だけを塗装しても、 防水紙は新しくなりません。
そのため、 築20年以上経過した屋根では、 塗装だけで良いのか慎重な判断が必要になります。
白い粉が出る屋根でよくある勘違い
白い粉が出ている=すぐ雨漏りする
これは誤解です。
白い粉は塗膜劣化のサインですが、 即座に雨漏りするわけではありません。
ただし、 放置期間が長くなるほどリスクは高くなります。
高圧洗浄だけで直る
高圧洗浄をすると、 白い粉は一時的にきれいになります。
しかし原因である塗膜劣化は改善されません。
そのため、 根本的な解決にはなりません。
コケを落としたから安心
コケを除去しても、 塗膜が劣化している状態は変わりません。
時間が経つと再びコケが発生する可能性があります。
こんな状態なら点検をおすすめします
☑ 屋根に白い粉が出ている
☑ 色あせが目立つ
☑ コケや藻が増えている
☑ 築15年以上経過している
☑ 前回塗装から10年以上経過している
☑ スレート屋根である
☑ 屋根の状態を最近確認していない
これらに当てはまる場合は、 一度点検してみることをおすすめします。
白い粉そのものよりも、 屋根全体がどのような状態なのかを確認することが重要です。
カバー工法や葺き替えが必要になるケース
屋根に白い粉が出ている場合でも、 必ずしも塗装で対応できるとは限りません。
実際には、 屋根材以外の部分が劣化しているケースもあります。
そのような場合は、 カバー工法や葺き替え工事を検討した方が良いことがあります。
カバー工法が向いているケース
カバー工法とは、 既存の屋根の上に新しい防水紙と屋根材を施工する工法です。
近年ではスレート屋根のリフォーム方法として非常に人気があります。
| 症状 | カバー工法適性 |
|---|---|
| チョーキングが進行している | ◎ |
| 屋根全体の色あせ | ◎ |
| 防水紙の寿命が気になる | ◎ |
| 軽度のひび割れ | 〇 |
| 野地板腐食 | × |
カバー工法では、 防水紙を新しくできる という大きなメリットがあります。
築20年前後のスレート屋根では、 塗装ではなくカバー工法が選ばれるケースも少なくありません。
葺き替え工事が必要なケース
次のような状態では、 葺き替え工事を検討することがあります。
- 雨漏りが発生している
- 野地板が腐食している
- 屋根がたわんでいる
- スレートの割れが広範囲にある
- 防水紙の劣化が著しい
重要
野地板が腐食している場合、 塗装では改善できません。
また、 カバー工法でも根本的な解決にならないケースがあります。
このような場合は、 屋根を一度撤去して下地から直す葺き替え工事が必要になります。
白い粉を予防する方法
チョーキング現象は経年劣化によって発生します。
完全に防ぐことは難しいですが、 進行を遅らせることは可能です。
定期的な点検を行う
最も重要なのは定期点検です。
屋根は普段見ることができません。
そのため、 気付いた時には劣化が大きく進行しているケースもあります。
築10年・15年・20年のタイミングでの点検がおすすめです。
コケや藻を放置しない
コケや藻は、 屋根表面に水分が残りやすい環境を作ります。
その結果、 塗膜の劣化を早めることがあります。
定期的な洗浄や点検によって、 屋根表面を良好な状態に保つことが大切です。
早めの塗装メンテナンス
チョーキング現象が軽度のうちであれば、 塗装によるメンテナンスが可能な場合があります。
劣化が進みすぎる前に対応することで、 屋根材を長持ちさせやすくなります。
屋根工事は早めの対応ほど選択肢が多くなります。
こんな業者には注意
白い粉が出ている屋根は、 訪問販売業者から指摘されることもあります。
もちろん全ての業者が悪いわけではありません。
しかし、 次のようなケースには注意が必要です。
- 屋根に登らず診断する
- 写真を見せない
- 即日契約を迫る
- 異常に不安をあおる
- 工事内容の説明がない
注意
「今すぐ工事しないと危険です」
「近所で工事していて見えました」
という営業トークだけで契約するのはおすすめできません。
まずは写真や調査結果を確認し、 複数の意見を聞くことが大切です。
屋根に白い粉が出ている時のセルフチェック
チェック項目
☑ 屋根全体が白っぽく見える
☑ 色あせが進んでいる
☑ コケや藻が発生している
☑ 築15年以上経過している
☑ 前回塗装から10年以上経過している
☑ 屋根材にひび割れがある
☑ 棟板金が浮いている
☑ 雨漏りしたことがある
複数当てはまる場合は、 一度専門業者へ相談してみることをおすすめします。
よくある質問
屋根に白い粉が出たらすぐ塗装が必要ですか?
必ずしもすぐ塗装が必要というわけではありません。
ただし、 塗膜劣化のサインである可能性が高いため、 点検はおすすめします。
白い粉が出ていても雨漏りしていなければ大丈夫ですか?
すぐに雨漏りするとは限りません。
しかし、 屋根材が劣化しやすい状態になっている可能性があります。
放置期間が長いほど補修範囲が広がることがあります。
高圧洗浄だけで改善できますか?
見た目はきれいになります。
しかし、 チョーキング現象そのものは改善できません。
根本的な改善には塗装や屋根工事が必要になる場合があります。
金属屋根でも白い粉は出ますか?
発生することがあります。
ただし、 スレート屋根やセメント瓦に比べると少ない傾向があります。
白い粉は外壁のチョーキングと同じですか?
基本的な仕組みは同じです。
塗料の樹脂が紫外線によって分解され、 顔料が粉状になって表面に現れます。
関連記事
まとめ
屋根に白い粉のようなものが出る原因として、 最も多いのはチョーキング現象です。
チョーキング現象は、 塗膜が紫外線によって劣化し、 顔料が粉状になって表面へ現れる現象です。
白い粉が出ているからといって、 すぐに雨漏りするわけではありません。
しかし、 屋根を保護する塗膜の機能が低下しているサイン である可能性があります。
放置すると、 吸水によるひび割れやコケの発生、 さらなる屋根材の劣化につながることがあります。
また、 築20年以上経過している住宅では、 塗膜だけでなく防水紙の寿命も考慮する必要があります。
そのため、 白い粉だけを見るのではなく、 屋根全体の状態を確認することが重要です。
大谷建装工業からのご案内
屋根に白い粉が出ている場合、 塗装で対応できるケースもあれば、 カバー工法や葺き替えが必要になるケースもあります。
正しい判断を行うためには、 まず現在の屋根の状態を把握することが大切です。
大谷建装工業では現地調査・お見積りを無料で行っておりますので、お気軽にご相談ください。
公共事業にも積極的に取り組んでおり、令和7年度において区内優良建設事業者に選ばれました。

直近10年間で、令和2年と令和7年の2度、褒章されております。
また、大谷建装工業では現地調査を行った後に、
カラーシュミレーションにて施工後のイメージをお伝えすることも可能です。
無料外壁屋根診断|板橋区・豊島区の屋根修理&雨漏り専門店 大谷建装工業 (otani-kenso.roof.com)
無料お見積依頼・お問い合わせ|板橋区・豊島区の屋根修理&雨漏り専門店 大谷建装工業 (otani-kenso.roof.com)
それではまた。
板橋区 練馬区 豊島区 板橋 練馬 東京 東京都 外壁塗装 屋根リフォーム 防水 防水工事 防水塗装 屋根塗装 塗装業者 見積 相場 屋根工事 屋根修理 雨漏り 水漏れ 屋根補修 外壁補修 塗装 棟板金 貫板 褒章事業者 サイディング シーリング コーキング 一級塗装技能士 1級塗装技能士 区内優良建設事業者 カバー工法 重ね葺き 葺き替え工事 キルコ ガイナ 遮熱 断熱 ウレタン塗膜防水 密着工法

来店予約
診断・見積依頼
お問い合わせ


相談・お問い合わせをする