リフォーム歴がある屋根で注意したいポイント
2026.07.27
中古住宅を購入したときや、以前に屋根工事を行った住宅を引き継いだとき、
「一度リフォームしている屋根なら、しばらく安心だろう」
と考える方は少なくありません。
確かに、適切な屋根リフォームが行われていれば、雨漏りの予防や屋根材の保護、耐久性の向上につながります。
しかし、「リフォーム歴がある」という情報だけでは、現在の屋根が良好な状態かどうかは判断できません。
屋根塗装をしたのか、棟板金だけ交換したのか、屋根カバー工法を行ったのか、葺き替えまで行ったのかによって、工事後に確認すべき場所や今後のメンテナンス方法は大きく異なります。
また、工事時期や使用材料、施工範囲が分からない場合は、見た目がきれいでも下地や防水層の状態を把握できないことがあります。
今回は、リフォーム歴がある屋根を点検するときに注意したいポイントを、工事内容別に詳しく解説します。
- 「リフォーム済み」と「屋根全体が健全」は同じ意味ではない
- 過去に行った工事の種類と範囲を確認する
- 屋根材だけでなく、ルーフィングや野地板の状態も考える
- 前回の工事から何年経過したかを確認する
- 過去の補修跡が新たな不具合の原因になることもある
この記事は専門家が監修しています

監修者:大谷建装工業株式会社 代表取締役
大谷 雄二
東京都板橋区・練馬区・豊島区エリアを中心に、
外壁塗装・屋根工事・雨漏り修理を手がける地域密着の専門業者。
長年にわたり住宅メンテナンスの現場に携わり、
戸建住宅・公共施設の修繕工事を多数監修。
本記事は、実際の施工経験および専門的知見をもとに
内容確認・監修を行っています。
▶ 保有資格
・1級建築塗装作業技能士
・1級建築施工管理技士
・有機溶剤作業主任者
※記事内容は監修者による確認を経て公開しています。
まず確認したいのは「何をリフォームしたのか」
屋根リフォームと一口にいっても、その内容はさまざまです。
屋根塗装、部分補修、棟板金交換、屋根カバー工法、葺き替えでは、手を加える範囲がまったく異なります。
たとえば、屋根塗装は屋根材の表面を保護する工事です。
一方、葺き替えは既存の屋根材を撤去し、防水シートや下地の状態を確認しながら新しい屋根を施工する工事です。
どちらも「屋根リフォーム」ですが、工事後に残っている既存部材や、今後注意すべき劣化箇所は大きく違います。
| 過去の工事 | 主な施工内容 | 今後注意したい部分 |
|---|---|---|
| 屋根塗装 | 既存屋根材の洗浄・補修・塗装 | 屋根材の割れ、塗膜、縁切り、防水シート、野地板 |
| 部分補修 | 割れや板金など一部だけを修理 | 補修部周辺、未施工部分、原因が解消されたか |
| 棟板金交換 | 棟板金や下地の貫板を交換 | 固定状態、継ぎ目、周辺屋根材、防水処理 |
| カバー工法 | 既存屋根の上に新しい防水層と屋根材を施工 | 既存下地、固定力、換気、板金納まり、雨どい |
| 葺き替え | 既存屋根材を撤去して新しい屋根へ交換 | 新しい屋根材、板金、防水層、施工時の下地補修範囲 |
どの工事を、どの範囲に、どの材料で行ったのかが分からなければ、現在の屋根の状態や次回のメンテナンス時期を正確に判断しにくくなります。
工事時期と経過年数を確認する
過去の屋根工事の内容と同じくらい重要なのが、工事を行った時期です。
リフォーム直後の屋根と、工事から10年以上経過した屋根では、同じ工法でも注意すべきポイントが異なります。
屋根材や塗料、防水シート、シーリング材、板金などは、施工した瞬間から紫外線や雨、熱、風の影響を受け始めます。
そのため、「一度工事をしたから半永久的に安心」ということはありません。
前回の工事日が分からない場合
中古住宅では、売主から「以前に屋根をリフォームした」と聞いていても、正確な施工年月が分からないことがあります。
その場合は、次の資料が残っていないか確認しましょう。
- 工事契約書
- 見積書
- 請求書や領収書
- 施工写真
- 工事完了報告書
- 保証書
- 使用材料のカタログや出荷証明
- 住宅履歴情報
資料が残っていない場合は、屋根の外観や使用されている材料、劣化状態から工事時期を推測することになります。
ただし、見た目だけで正確な施工年を判断することは困難です。
そのため、施工年月が不明な屋根は、「リフォーム済みだから大丈夫」ではなく、「履歴が不明な屋根」として点検することが大切です。
屋根塗装歴がある場合の注意点
屋根塗装は、スレート屋根や金属屋根などの表面を塗膜で保護する工事です。
適切な下地処理と塗装が行われていれば、屋根材の吸水やサビの進行を抑え、美観を整える効果が期待できます。
しかし、塗装した屋根では、塗膜の状態だけでなく、施工時にどのような補修が行われたかも確認する必要があります。
塗装前の屋根材が塗装できる状態だったか
屋根塗装は、屋根材そのものを新品に戻す工事ではありません。
ひび割れが多い屋根材、層状に剥がれる屋根材、著しく反った屋根材、下地が傷んだ屋根に塗装しても、根本的な改善にはなりません。
塗装から数年しか経っていないのに多数の割れや剥がれがある場合は、塗膜だけでなく、塗装前の屋根材の状態や下地処理も確認した方がよいでしょう。
縁切りが適切に行われているか
スレート屋根を塗装する場合、屋根材の重なり部分に塗料が入り込み、すき間を塞いでしまうことがあります。
このすき間は、屋根材の下へ入った雨水や湿気を排出するために必要です。
塗装後に排水経路が塞がれると、屋根材の内部に水分がたまり、雨漏りや下地劣化につながる可能性があります。
そのため、塗装後は縁切りやタスペーサーなどによって、適切な排水経路が確保されているかが重要です。
雨水の入口を塞いだつもりでも、同時に出口まで塞いでしまうと、内部へ入った水が抜けにくくなることがあります。
塗膜の剥がれ方を見る
屋根塗装後の塗膜が剥がれている場合は、剥がれ方を確認します。
局所的な剥がれであれば、飛来物や屋根上作業による傷の可能性があります。
一方、広範囲に塗膜がめくれている場合は、洗浄不足、下地処理不足、屋根材と塗料の相性、乾燥不足などが関係していることがあります。
表面だけを塗り直しても、剥がれの原因が残っていれば、再び同じ症状が起こる可能性があります。
部分補修歴がある屋根の注意点
雨漏りや屋根材の割れに対して、一部分だけを補修している住宅も多くあります。
部分補修は、原因と不具合範囲が明確で、周辺部材が健全であれば有効な方法です。
ただし、補修した場所だけが直っていて、屋根全体の劣化が進んでいるケースもあります。
補修した理由を確認する
同じ補修跡でも、飛来物による一時的な破損と、経年劣化による繰り返しの雨漏りでは意味が異なります。
なぜ補修したのかが分からない場合、現在の症状との関連を判断しにくくなります。
可能であれば、当時の雨漏り箇所、補修内容、補修後に症状が改善したかを確認しましょう。
補修材の劣化を確認する
屋根材の割れや板金の継ぎ目に使用されたコーキング材は、時間の経過とともに硬化やひび割れが起こります。
一時的な応急処置として行われた補修が、そのまま長期間残っている場合もあります。
補修材の表面が割れている、端部が剥がれている、厚く盛り付けられている場合は、内部の状態も確認する必要があります。
補修部の周囲に新しい不具合がないか
屋根材の一枚だけを交換した場合でも、周囲の屋根材が同じ時期に施工されていれば、同様に劣化している可能性があります。
棟板金の一部だけを直した場合も、未交換部分の釘や貫板が傷んでいることがあります。
過去の補修が適切でも、屋根全体の経年劣化は止まりません。
棟板金を交換している屋根の注意点
棟板金は、スレート屋根や金属屋根の頂部に取り付けられる金属部材です。
風の影響を受けやすく、釘の抜けや板金の浮きが起こりやすいため、屋根リフォームで交換されることがあります。
板金だけか、貫板も交換したか
棟板金の下には、板金を固定するための貫板があります。
表面の板金だけを交換しても、古い貫板が腐食していれば、釘やビスが十分に効かないことがあります。
工事記録が残っている場合は、棟板金とあわせて貫板も交換しているか確認しましょう。
固定方法を確認する
釘で固定しているのか、ビスを使用しているのか、側面から適切に固定されているのかによって、耐風性や緩みにくさが変わります。
板金の上面から固定している場合は、固定部から雨水が入りやすくなる可能性があるため、防水処理の状態も確認します。
継ぎ目と端部の処理
棟板金の継ぎ目、屋根の端部、三方向が交わる部分などは、雨仕舞いが複雑になりやすい場所です。
コーキングだけに頼った納まりになっていないか、板金同士が適切に重なっているかを確認することが大切です。
屋根カバー工法歴がある場合の注意点
屋根カバー工法は、既存の屋根材を撤去せず、その上から新しい防水シートと屋根材を施工する方法です。
既存屋根の撤去量を抑えながら、新しい屋根を形成できることが特徴です。
ただし、既存屋根と新しい屋根が重なっているため、点検時にはカバー工法特有の確認が必要です。
施工前の野地板が健全だったか
カバー工法では、新しい屋根材を既存屋根の下にある野地板へ固定します。
そのため、野地板に十分な固定力があることが重要です。
施工前に野地板の状態をどのように確認したのか、傷んだ部分を補修したのかが分かる資料があれば確認しましょう。
施工後は既存屋根材が残るため、野地板の状態を屋根上から直接確認しにくくなります。
雨漏りしている屋根にそのまま施工していないか
雨漏りの原因を解消しないまま上から新しい屋根を重ねると、既存下地に水分や腐食が残る可能性があります。
カバー工法前に雨漏りがあった場合は、原因調査と下地補修が行われたか確認することが重要です。
軒先・ケラバ・棟の納まり
屋根が二重になることで、軒先やケラバの厚みが変わります。
新しい板金が適切に取り付けられているか、雨水が既存屋根の内部へ回り込まない納まりになっているかを確認します。
棟部では換気棟を設置しているか、既存の換気経路が塞がれていないかも重要です。
雨どいとの高さ関係
カバー工法によって屋根の厚みが増すと、軒先から流れる雨水の位置が変わります。
雨どいの位置が合っていないと、雨水が雨どいを飛び越えたり、外壁側へ回ったりすることがあります。
葺き替え歴がある屋根の注意点
葺き替えは、既存の屋根材を撤去し、新しい防水シートと屋根材を施工する工事です。
屋根内部を確認しながら工事できるため、下地の補修も行いやすい方法です。
しかし、葺き替え済みだからといって、その後の点検が不要になるわけではありません。
野地板をどこまで補修したか
葺き替え工事では、既存屋根材を撤去した段階で野地板の状態を確認できます。
ただし、野地板を全面的に増し張り・交換したのか、傷んだ部分だけ補修したのかは工事によって異なります。
工事写真や見積書に「野地板増し張り」「部分交換」などの記載がないか確認しましょう。
新しいルーフィングの種類
ルーフィングには複数の種類があり、材質や性能が異なります。
使用製品が分かれば、今後の点検や次回工事の判断材料になります。
ただし、耐久性の高い材料を使用していても、施工時の重ね幅や立ち上がり、釘穴まわりの処理が不適切であれば、十分な性能を発揮できません。
屋根材変更による影響
重い瓦から軽い金属屋根へ変更するなど、葺き替えによって屋根材の種類が変わっていることがあります。
屋根材が変わると、雨音、断熱性、換気、勾配への適合、雪止めの位置なども変わります。
以前の屋根材に合わせた部材がそのまま残っていないか、新しい屋根材に合った納まりになっているかを確認することが大切です。
複数回リフォームしている屋根は履歴整理が重要
築年数が長い住宅では、屋根塗装、棟板金交換、部分補修、カバー工法など、複数の工事が行われていることがあります。
工事のたびに業者が変わっていると、前回の施工内容を把握しないまま次の工事が行われている場合もあります。
たとえば、過去の補修でコーキングされた場所を、次の塗装工事でさらに塗り重ねていることがあります。
また、カバー工法後に太陽光パネルやアンテナを設置し、屋根へ新たな固定穴が設けられているケースもあります。
| 履歴が複雑な屋根で起こりやすいこと | 確認したい内容 |
|---|---|
| 補修材が何層にも重なっている | 下にあるひび割れや板金の状態 |
| 異なる材料が混在している | 接触部の腐食や相性 |
| 施工業者ごとに納まりが違う | 工事の境界部分と防水処理 |
| 一部だけ新しい | 未施工部分との劣化差 |
| 設備を後付けしている | 固定穴、防水処理、荷重、配線経路 |
雨漏り歴がある屋根は原因が解消しているか確認する
過去に雨漏りした住宅では、「補修後に水が止まった」という結果だけでなく、雨漏りの原因が特定され、根本的に解消されたかを確認する必要があります。
雨漏りは、屋根材の割れだけでなく、板金、外壁、サッシ、防水層、配管など複数の場所から起こります。
室内のシミの真上が浸入口とは限らず、雨水が内部を伝って離れた場所に現れることもあります。
補修後の経過を確認する
補修後に強い雨や風雨を経験しているか、その後再発していないかを確認します。
小雨では症状が出ず、特定の風向きや大雨のときだけ雨漏りするケースもあります。
屋根裏に痕跡が残っていないか
雨漏りが止まっていても、屋根裏の野地板や垂木に雨染みが残っていることがあります。
古いシミなのか、現在も濡れているのかを見分けるには、含水状態や雨天時の変化を確認する必要があります。
断熱材が濡れたままになっていないか、カビや腐食がないかも確認しましょう。
太陽光パネルや設備を後付けしている場合
屋根リフォーム後に太陽光パネル、アンテナ、雪止め、換気設備などを追加している住宅では、その固定方法も確認が必要です。
屋根へ穴を開けて固定する設備では、防水処理が劣化すると雨水が入り込む可能性があります。
また、設備の下は屋根材の状態を確認しにくく、落ち葉や汚れがたまりやすいことがあります。
屋根工事と設備保証の関係
太陽光パネルが載っている屋根を再塗装・補修する場合、パネルの脱着が必要になることがあります。
設備を別業者が取り外したことで、屋根保証や設備保証に影響する可能性もあるため、事前確認が重要です。
中古住宅購入時に確認したいポイント
リフォーム歴がある中古住宅を購入する場合は、「屋根リフォーム済み」という言葉だけで判断しないことが大切です。
売主や仲介会社へ、工事内容と資料の有無を確認しましょう。
- 何年に工事したか
- 塗装・補修・カバー工法・葺き替えのどれか
- 施工業者名
- 使用材料と製品名
- 保証期間と保証対象
- 雨漏り歴があるか
- 工事写真が残っているか
- 下地補修を行ったか
- 太陽光パネルなどを後付けしたか
購入前に可能であれば、屋根上だけでなく屋根裏も確認すると、雨染みや下地の状態を把握しやすくなります。
点検時に見ておきたい場所
リフォーム歴がある屋根の点検では、施工した部分だけでなく、工事の境界や未施工部分も確認します。
| 点検場所 | 確認内容 |
|---|---|
| 屋根材 | 割れ、欠け、浮き、反り、サビ、塗膜剥離 |
| 棟板金 | 浮き、変形、ビスの緩み、継ぎ目 |
| 谷・壁際 | サビ、詰まり、コーキング、防水処理 |
| 軒先・ケラバ | 板金の納まり、雨水の回り込み、腐食 |
| 雨どい | 位置、傾き、詰まり、あふれ |
| 屋根裏 | 雨染み、結露、カビ、腐食、釘のサビ |
| 補修跡 | 再劣化、ひび割れ、剥がれ、排水阻害 |
| 工事の境界 | 新旧材料の取り合い、防水処理 |
過去の業者と違う業者へ相談するときの注意点
前回の施工業者が分からない、廃業している、遠方で対応できないなどの理由で、別の業者へ点検を依頼することがあります。
その場合は、分かる範囲で過去の資料を見せることが重要です。
以前の工事内容が分かれば、不要な解体を避けたり、不具合の原因を絞り込んだりしやすくなります。
一方、資料がない場合は、点検で確認できた事実と、確認できない部分を分けて説明してもらいましょう。
屋根材の下やカバー工法前の既存下地など、通常の外観点検では確認できない部分もあります。
リフォーム歴がある屋根で避けたい判断
見た目がきれいだから問題ないと判断する
塗装やカバー工法後の屋根は、外観が比較的新しく見えることがあります。
しかし、見た目がきれいでも、板金の固定、雨どいの位置、屋根裏の湿気などに問題がある可能性はあります。
前回の工事名だけで次の工事を決める
以前に塗装したから今回も塗装、以前にカバー工法をしたから同じ方法、という単純な判断はできません。
現在の屋根材と下地の状態に合わせて工法を選ぶ必要があります。
補修跡をすべて剥がしてしまう
古いコーキングや補修材が見つかっても、役割や下の状態を確認せずに撤去すると、一時的に雨水が入りやすくなることがあります。
撤去と再施工の方法を検討してから作業することが大切です。
履歴が不明なのに保証があると思い込む
中古住宅の所有者が変わると保証を引き継げない場合や、定期点検を受けていないことで保証対象外になる場合があります。
保証書の名義、期間、対象部位、免責事項を確認しましょう。
リフォーム歴がある屋根を長持ちさせる方法
過去に適切なリフォームを行っていても、その後の点検がなければ不具合の発見が遅れることがあります。
屋根を長持ちさせるには、工事履歴を整理し、現在の状態を記録しながら維持することが大切です。
- 契約書・見積書・保証書をまとめて保管する
- 施工前・施工中・施工後の写真を残す
- 点検日と指摘事項を記録する
- 台風や強風のあとに外観を確認する
- 雨漏り歴と補修内容を次の業者へ伝える
- 屋根裏の状態も定期的に確認する
- 部分補修だけで済むか屋根全体も確認する
よくある質問
Q.屋根を一度塗装していれば、次も塗装できますか?
屋根材と下地が健全で、塗膜の劣化が主な問題であれば再塗装できる場合があります。ただし、屋根材の割れや剥離、下地劣化が進んでいる場合は、塗装以外の方法が必要です。
Q.カバー工法をした屋根に、さらにカバー工法はできますか?
一般的には屋根の重量、固定方法、納まり、既存下地の確認が難しくなるため、慎重な判断が必要です。既存の屋根構成を確認し、撤去を含めて検討します。
Q.過去の工事資料が何もありません。点検できますか?
点検は可能です。ただし、屋根材の下や過去の施工範囲など、外観だけでは判断できない部分があります。確認できた事実と推測を分けて説明してもらいましょう。
Q.補修跡が多い屋根は危険ですか?
補修跡が多いだけで危険とは限りません。しかし、屋根全体の劣化に対して部分補修を繰り返している場合は、別の場所で不具合が起こる可能性があります。
Q.リフォーム済みの中古住宅なら屋根点検は不要ですか?
必要です。工事内容、施工時期、下地補修の有無が分からない場合は、購入前または入居後に屋根と屋根裏を確認すると安心です。
Q.前回と違う業者へ頼んでも大丈夫ですか?
問題ありません。残っている工事資料や写真を共有し、現在の状態と過去の施工内容を照らし合わせてもらうことが大切です。
まとめ
リフォーム歴がある屋根は、何も工事していない屋根より安心に感じられるかもしれません。
しかし、重要なのは「工事をした事実」ではなく、何を、いつ、どの範囲まで、どのような方法で工事したかです。
屋根塗装では屋根材の状態や縁切り、部分補修では未施工部分、棟板金交換では貫板、カバー工法では既存下地と納まり、葺き替えでは野地板の補修範囲を確認する必要があります。
また、雨漏り歴や設備の後付け、複数回のリフォームがある場合は、工事同士の境界や補修の重なりにも注意が必要です。
「工事済みだから大丈夫」と考えるのではなく、工事後の変化を定期的に確認し、必要な部分だけを適切な方法でメンテナンスしましょう。
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