屋根工事後に確認しておきたいポイント
2026.07.16
こんにちは、板橋区・練馬区・豊島区の屋根工事専門店、大谷建装工業です。
屋根工事は完成した瞬間がゴールではありません。引き渡し直後の確認を丁寧に行うことで、施工内容を正しく把握でき、将来の保証やメンテナンスにも役立ちます。
屋根は見えない場所だからこそ、工事後の確認が非常に重要です。
この記事で分かること
- 完成後の確認項目
- 写真で確認すべき工程
- 保証書の見方
- 不具合を見つけた時の対応
この記事は専門家が監修しています

監修者:大谷建装工業株式会社 代表取締役
大谷 雄二
東京都板橋区・練馬区・豊島区エリアを中心に、
外壁塗装・屋根工事・雨漏り修理を手がける地域密着の専門業者。
長年にわたり住宅メンテナンスの現場に携わり、
戸建住宅・公共施設の修繕工事を多数監修。
本記事は、実際の施工経験および専門的知見をもとに
内容確認・監修を行っています。
▶ 保有資格
・1級建築塗装作業技能士
・1級建築施工管理技士
・有機溶剤作業主任者
※記事内容は監修者による確認を経て公開しています。
なぜ確認が必要なのか
屋根材・板金・ルーフィングなど多くの工程があるため、完成写真だけでは見えない部分があります。施工中写真も確認しましょう。
最初に確認したいポイント
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施工写真 | 施工前・施工中・施工後があるか |
| 屋根材 | 浮き・色ムラがないか |
| 板金 | 固定状態 |
| 保証書 | 保証期間・対象範囲 |
これは第1回の導入です。第2回以降で各項目を詳しく解説します。
施工写真は「完成後」だけでなく「途中の工程」まで確認する
屋根工事後に最初に確認しておきたいのが、施工写真です。
屋根は地上から全体を確認しにくいため、工事中に撮影された写真が施工内容を把握する重要な記録になります。
特に屋根カバー工法や葺き替え工事では、完成後に新しい屋根材で隠れてしまう工程があります。
完成写真だけがきれいでも、下地補修や防水紙の施工状況までは分かりません。
- 工事前の屋根全体
- 劣化箇所の拡大写真
- 既存屋根材を撤去した状態
- 野地板や下地の状態
- 防水紙を施工した状態
- 棟・谷・壁際の板金施工
- 屋根材の施工途中
- 工事完了後の屋根全体
工事前写真
工事前写真は、どこが傷んでいたのかを確認するために必要です。
屋根材の割れ、棟板金の浮き、苔、色あせ、雨漏り跡などが記録されていれば、提案された工事内容とのつながりを確認できます。
下地補修の写真
野地板の増し張りや交換を行った場合は、補修前と補修後の写真を確認しましょう。
下地は屋根材を施工すると見えなくなるため、写真が将来の工事や点検でも重要な資料になります。
防水紙の写真
屋根材の下に施工される防水紙は、屋根の防水性能を支える重要な部材です。
防水紙が屋根全体へ施工されているか、重なりや壁際の立ち上がりが確認できる写真があると安心です。
完成写真だけでは、野地板・防水紙・板金下地など、雨漏り防止に重要な工程を確認できません。施工途中の写真もまとめて受け取り、保管しておきましょう。
屋根材の仕上がりを確認する
工事後は、新しく施工または塗装した屋根材の状態を確認します。
ご自身で屋根へ上がる必要はありません。
施工写真や、地上・窓・ベランダから安全に見える範囲で確認しましょう。
屋根材のズレや浮きがないか
スレート、金属屋根、瓦など、屋根材の種類にかかわらず、並びが大きく乱れていないか確認します。
屋根材が浮いていると、強風の影響を受けやすくなり、雨水が入り込む原因になることがあります。
割れや傷が残っていないか
施工中の移動や材料運搬によって、屋根材へ傷が付く可能性もあります。
完成時には、割れ、欠け、へこみ、深い傷などがないか写真で確認しましょう。
屋根塗装の色ムラや塗り残し
屋根塗装後は、屋根全体の色が大きくまだらになっていないか確認します。
乾燥前後や光の当たり方によって多少見え方が変わることはありますが、明らかな塗り残しや広範囲のムラがある場合は施工業者へ確認しましょう。
スレート屋根の縁切り
スレート屋根を塗装した場合は、屋根材同士の隙間が塗料で完全に塞がれていないかが重要です。
屋根材の下へ入った雨水を排出するため、必要に応じて縁切りやタスペーサーによる隙間確保を行います。
隙間をすべて埋めれば防水性が高くなるわけではありません。
棟板金の固定状態を確認する
棟板金は、スレート屋根や金属屋根の頂上部分を覆う金属部材です。
屋根の高い位置にあり、風の影響を受けやすいため、工事後の確認では特に重要です。
板金がまっすぐ施工されているか
棟板金が大きく波打っていたり、不自然に浮いていたりしないか確認します。
固定方法を確認する
釘またはビスでどのように固定したのか、下地材には何を使用したのかを確認しましょう。
棟板金交換では、板金だけでなく、その下にある貫板を交換する場合があります。
古い下地を残したまま表面だけ交換したのか、新しい下地へ交換したのかは、耐久性を考えるうえで重要です。
継ぎ目の処理
長い棟では、複数の板金をつないで施工します。
継ぎ目の重なりやシーリング処理が適切に行われているか、写真で確認すると安心です。
- 棟板金だけでなく貫板も交換したか
- 貫板の材質は何か
- 釘かビスのどちらで固定したか
- 換気棟を設置した場合、どこに施工したか
谷板金・壁際・天窓など雨漏りしやすい場所を確認する
屋根工事後は、屋根面の中央だけでなく、複数の部材が接する場所も確認しましょう。
雨漏りは、棟、谷、壁際、天窓、軒先など、雨仕舞いが複雑な場所で起こることがあります。
谷板金
谷板金には複数の屋根面から雨水が集中します。
交換した場合は、施工範囲や周辺屋根材との納まりを写真で確認しましょう。
外壁との取り合い
下屋根と外壁が接する場所では、雨押え板金や防水紙の立ち上がりが重要です。
表面のコーキングだけに頼った施工になっていないか、工事内容を説明してもらいましょう。
天窓まわり
天窓を残した屋根工事では、天窓本体だけでなく、周囲の板金や防水紙の施工を確認します。
工事後の散水確認や、雨天後の状態についても聞いておくと安心です。
雨樋の状態を確認する
屋根工事中は、足場や材料、洗浄水などが雨樋周辺へ影響することがあります。
工事後には雨樋も確認しましょう。
雨樋にごみが残っていないか
屋根材の破片、塗膜片、苔、洗浄で流れた汚れなどが雨樋へ入ることがあります。
工事完了時に清掃されているか確認します。
割れや変形がないか
足場の設置や解体時に、雨樋へ力がかかることがあります。
割れ、外れ、変形、金具の緩みがないか見ておきましょう。
雨水が正常に流れるか
可能であれば、工事後の雨の日に、雨樋から水があふれていないか確認します。
途中で水がたまっている場合は、勾配不良や詰まりが関係している可能性があります。
屋根工事完了後に雨が降ったら、室内の天井・壁、雨樋、軒天を安全な範囲で確認しましょう。雨漏りや排水不良があれば早めに施工業者へ連絡できます。
軒天・破風・鼻隠しの状態を確認する
屋根工事では、軒天、破風、鼻隠しなどの付帯部分も施工範囲に含まれることがあります。
軒天の汚れや水染み
工事後に新しい水染みや塗膜の剥がれがないか確認します。
以前から水染みがあった場合は、原因となる屋根や雨樋の補修が行われたか確認しましょう。
破風・鼻隠しの塗装
塗装範囲に含まれている場合は、塗り残しや大きな色ムラがないか確認します。
木部が腐食していた場合、塗装だけで済ませたのか、補修や板金巻きを行ったのかも重要です。
屋根裏の状態を確認する
屋根工事前に雨漏りがあった場合や、葺き替え・カバー工法を行った場合は、工事後の屋根裏も確認しておくと安心です。
新しい雨染みがないか
工事後の雨天時に、野地板や梁へ新しい水染みが出ていないか確認します。
断熱材が濡れていないか
以前の雨漏りで濡れた断熱材をそのまま残している場合、湿気やカビの原因になることがあります。
交換や乾燥を行ったか確認しましょう。
換気状況
換気棟や軒裏換気を新設した場合は、どこから空気が入り、どこから出る構造なのか説明してもらうと分かりやすくなります。
施工写真だけでなく、「どの写真がどの部分で、何を施工したのか」という説明も残しておくと、数年後の点検や別業者へ相談する際に役立ちます。
工事範囲が見積書どおりか確認する
完了時には、見積書や契約書と施工内容を照らし合わせます。
屋根工事では、当初予定していた工事から変更が生じる場合があります。
変更があった場合は、理由と金額、施工範囲を確認しましょう。
| 確認項目 | 確認内容 |
|---|---|
| 屋根材 | 契約したメーカー・商品・色か |
| 防水紙 | 契約した種類が使用されているか |
| 下地補修 | 補修数量や範囲が説明されているか |
| 板金工事 | 棟・谷・壁際などの施工範囲 |
| 付帯工事 | 雨樋・軒天・破風などの施工内容 |
| 追加工事 | 事前説明と合意があったか |
工事後に初めて知らない追加工事や請求が出ることがないよう、変更内容は施工前または施工中に確認しておくことが基本です。
引き渡し時に質問しておきたいこと
- 工事中に見つかった劣化はありましたか?
- 下地補修はどこを行いましたか?
- 今後、特に注意して見ておく場所はありますか?
- 最初の点検はいつ頃ですか?
- 台風や強風後はどのように確認すればよいですか?
- 保証対象外になるケースは何ですか?
- 不具合が出た場合の連絡先はどこですか?
工事が終わった直後は、施工内容について最も詳しく説明を受けられるタイミングです。
疑問点を残さず、写真、保証書、使用材料の資料などをまとめて受け取っておきましょう。
保証書は受け取るだけでなく内容まで確認する
屋根工事後に保証書を受け取ったら、ファイルへしまう前に内容を確認しましょう。
保証期間が長く書かれていても、屋根に起きるすべての不具合が保証されるとは限りません。
保証の対象、対象外となる条件、連絡方法などを把握しておくことが大切です。
保証の種類を確認する
屋根工事の保証には、施工業者が発行する工事保証と、使用した材料メーカーの保証がある場合があります。
工事保証は施工上の不具合を対象とし、メーカー保証は製品そのものの不具合を対象とするなど、役割が異なります。
| 保証の種類 | 主な確認内容 |
|---|---|
| 施工保証 | 施工不良による雨漏り、塗膜剥離、板金の不具合など |
| 製品保証 | 屋根材や塗料など製品自体の不具合 |
| 定期点検 | 点検時期、点検費用、連絡方法 |
保証対象外となる条件
一般的に、台風、地震、飛来物、積雪などの自然災害や、第三者による工事、建物本体の動きなどは、保証対象外となる場合があります。
保証内容は会社ごとに異なるため、書面を確認しましょう。
「10年保証」と書かれていても、屋根全体のすべての不具合を10年間無条件で直してもらえるとは限りません。保証対象と免責事項を確認してください。
保証書と一緒に保管したい資料
- 工事契約書
- 見積書
- 施工写真
- 使用材料のカタログ
- 塗料や屋根材の製品名・色番号
- 追加工事の記録
- 施工業者の連絡先
これらを一つのファイルへまとめておくと、点検、不具合対応、将来のリフォームや売却時にも役立ちます。
屋根工事後の最初の雨で確認したいポイント
屋根工事後に初めて雨が降った日は、施工後の状態を確認できる重要な機会です。
強い雨を待つ必要はありません。
安全な範囲で、室内、雨樋、軒天などを確認しましょう。
☑ 天井や壁に新しいシミがないか
☑ 窓まわりが濡れていないか
☑ 雨樋から水があふれていないか
☑ 軒天へ水が回っていないか
☑ 屋根や板金から不自然な音がしないか
☑ ベランダや屋上へ水がたまっていないか
天井や壁のシミ
工事前に雨漏りしていた住宅では、既存のシミが残っていることがあります。
雨のあとにシミが濃くなる、触ると湿っている、新しい場所へ広がる場合は、現在も水が入っている可能性があります。
雨樋のあふれ
工事中に流れた苔、屋根材の破片、塗膜片などが雨樋へ残ると、雨水があふれることがあります。
雨樋の途中から滝のように水が落ちる場合は、詰まりや傾き不良を施工業者へ確認しましょう。
屋根からの異音
強風や雨の日に金属音、バタバタという音がする場合は、板金や屋根材が浮いている可能性があります。
音が一度止まっても固定状態が改善したとは限らないため、記録して相談してください。
工事後に見つけた異変は早めに施工業者へ連絡する
屋根工事後に気になる症状を見つけた場合は、時間を置かず施工業者へ連絡しましょう。
小さな症状でも、早い段階で確認できれば簡単な調整や補修で済む場合があります。
連絡時に伝えたいこと
- 症状へ気づいた日時
- 雨や風の状況
- 症状が出ている場所
- 写真や動画
- 工事前にも同じ症状があったか
電話だけでなく、写真を送れる場合は、状況を伝えやすくなります。
自分で直さない
工事直後に気になる隙間や浮きを見つけても、ご自身でコーキングを塗ったり、屋根へ登って押さえたりしないでください。
保証判断が難しくなる可能性があるほか、転落や屋根材破損の危険があります。
工事後の不具合が疑われる場合は、まず施工業者へ現状を確認してもらいましょう。第三者が先に補修すると、原因や責任範囲を判断しにくくなる場合があります。
屋根工事後の定期点検はなぜ必要?
屋根工事を行ったからといって、その後一度も確認しなくてよいわけではありません。
屋根は紫外線、雨、風、温度変化を毎日受け続けています。
完成時に問題がなくても、台風や飛来物、周辺環境によって変化が起こることがあります。
工事後の初期点検
施工業者によっては、工事後一定期間を経過した時点で点検を行います。
屋根材、板金、塗膜、雨樋などに異常がないか確認します。
数年ごとの点検
工事方法や屋根材によって適切な点検時期は異なります。
保証書や施工業者の案内を確認し、点検時期を忘れないようにしましょう。
台風・強風・大雨後の点検
定期点検の時期でなくても、大きな台風や強風のあとには地上から状態を確認すると安心です。
庭へ板金や屋根材が落ちていないか、屋根から異音がしないか、室内へ新しいシミがないか確認します。
定期点検は工事をすすめるためだけのものではありません。小さな変化を早く見つけ、屋根を長く維持するために行います。
屋根塗装後に確認したい症状
屋根塗装後は、完成直後だけでなく、その後の塗膜状態も確認します。
塗膜の膨れ
塗膜内部に水分や空気が残っていると、表面が膨れる場合があります。
塗膜の剥がれ
下地処理不足、下塗り材の選定不良、乾燥不足などにより、塗膜が早期に剥がれることがあります。
広範囲の色ムラ
日当たりや屋根材の吸い込みによって多少見え方が異なる場合がありますが、明らかな塗り残しや大きなムラがある場合は確認しましょう。
雨漏り
屋根塗装は雨漏り修理を目的とした工事ではありません。
塗装後に雨漏りした場合は、縁切り不足や、もともと存在していた防水紙・板金の不具合などを調べる必要があります。
屋根カバー工法後に確認したい症状
棟板金や端部の浮き
新しい屋根材の棟、ケラバ、軒先などに不自然な浮きや変形がないか確認します。
雨音の変化
金属屋根材を施工すると、雨音の感じ方が以前と変わる場合があります。
通常の雨音と、板金が動くような金属音は分けて考えましょう。
雨樋との納まり
屋根カバー工法では屋根の厚みが増えるため、軒先と雨樋の位置関係が変わることがあります。
雨水が雨樋を飛び越えたり、軒先裏へ回ったりしていないか確認します。
屋根裏の雨染み
工事前に雨漏りがあった場合は、工事後の雨天時に新しい水分が入っていないか確認します。
葺き替え工事後に確認したい症状
屋根面の波打ち
葺き替え後に屋根面が不自然に波打って見える場合は、下地の状態や屋根材の施工を確認します。
瓦や屋根材のズレ
屋根材が正しく固定され、並びが大きく乱れていないか写真で確認します。
屋根裏の木くずやごみ
既存屋根を撤去する工事では、屋根裏へ細かなごみが落ちることがあります。
点検口付近や収納に影響がないか確認しましょう。
室内のひび割れ
工事中の振動によって、もともと弱っていた内装へ小さな変化が出ることがあります。
工事前後の写真があると、施工前からあったものか判断しやすくなります。
太陽光パネルがある屋根で確認したいこと
屋根工事に伴って太陽光パネルを脱着した場合は、屋根だけでなく設備の状態も確認します。
- パネルが正しく再設置されているか
- 取り付け金具周辺の防水処理
- 配線や配管の固定状態
- 発電が再開しているか
- 施工前後で異常表示がないか
屋根工事業者と太陽光設備業者のどちらが、どの部分を保証するのかも確認しておきましょう。
近隣や敷地内の確認も忘れない
屋根工事後は屋根だけでなく、足場を設置していた場所や建物周囲も確認しましょう。
外壁・窓・設備の傷
足場材や工具が接触した跡がないか、工事前写真と比較します。
敷地内の清掃
釘、ビス、金属片、屋根材の破片などが残っていないか確認します。
車のタイヤや子ども、ペットへ危険があるため、細かな金属片まで清掃されていることが大切です。
植木や外構
植木、フェンス、カーポート、室外機などへ破損や汚れがないか確認します。
近隣へのあいさつ
工事完了後に施工業者が近隣へ完了のあいさつを行う場合があります。
工事中の騒音や車両で迷惑をかけた可能性があるため、施主からも一言伝えておくと今後の関係を保ちやすくなります。
屋根工事後によくある失敗例
失敗例① 完成写真だけを見て安心する
完成後に見えなくなる防水紙や下地こそ、屋根の防水性能へ大きく関係します。
施工途中の写真も確認しましょう。
失敗例② 保証書を読まずに保管する
不具合が起きてから対象外だと分かることがあります。
保証対象、期間、免責事項を工事直後に確認しておきましょう。
失敗例③ 工事後の雨漏りを様子見する
新しいシミや水滴を見つけた場合は、被害が広がる前に施工業者へ相談します。
失敗例④ 自分で屋根へ登って確認する
新品の屋根でも濡れていれば滑ります。
屋根材を傷めたり、転落したりする危険があるため、写真や専門業者の点検で確認してください。
失敗例⑤ 気になる場所を自分でコーキングする
必要な排水経路を塞ぐ可能性があり、保証判断も難しくなる場合があります。
失敗例⑥ 工事資料を紛失する
見積書、施工写真、保証書は将来の点検や売却時にも役立ちます。
「見えないから確認しない」「新しくしたから点検不要」と考えず、記録を残し、異変があれば早めに相談することが大切です。
屋根工事後の確認チェックリスト
引き渡し時
☑ 施工前・施工中・施工後の写真を受け取った
☑ 見積書どおりの材料と工事内容か確認した
☑ 追加工事の内容と金額を確認した
☑ 保証書と材料資料を受け取った
☑ 今後の点検時期を聞いた
工事後最初の雨
☑ 天井や壁に新しいシミがない
☑ 雨樋から水があふれていない
☑ 軒天に水染みがない
☑ 屋根から異音がしない
その後の維持管理
☑ 台風や強風後に地上から確認する
☑ 定期点検の記録を残す
☑ 気になる症状を写真で記録する
☑ ご自身で屋根へ登らない
よくある質問
屋根工事後は自分で屋根へ上がって確認した方がよいですか?
おすすめできません。
転落や屋根材の破損につながるため、施工写真、地上からの確認、専門業者の点検で確認しましょう。
施工写真はどの工程まで必要ですか?
完成後に見えなくなる、野地板、防水紙、板金下地などの写真が特に重要です。
施工前、施工中、完成後を一連で確認できると安心です。
工事後すぐに雨が降っても大丈夫ですか?
カバー工法や葺き替えでは、工程に応じて雨仕舞いを確保しながら施工します。
屋根塗装では、塗料の乾燥前に雨が当たると仕上がりへ影響する可能性があるため、施工日の天候管理が重要です。
屋根工事後に雨漏りしたら保証されますか?
原因と保証内容によって異なります。
施工上の不具合が原因で保証対象となる場合もあれば、自然災害や別の場所からの雨漏りで対象外となる場合もあります。
まず施工業者へ連絡して原因を確認しましょう。
工事後の点検は有料ですか?
施工業者や保証内容によって異なります。
定期点検が工事内容に含まれているか、追加費用が必要かを引き渡し時に確認してください。
屋根塗装後に少し色ムラが見えるのは施工不良ですか?
光の当たり方、乾燥状態、屋根材の吸い込みによって見え方が変わる場合があります。
明らかな塗り残しや広範囲のムラがある場合は、写真を撮って施工業者へ確認しましょう。
工事後に雨樋から水があふれるようになりました
屋根材の破片や洗浄汚れによる詰まり、雨樋の変形、屋根と雨樋の位置関係などが考えられます。
施工業者へ点検を依頼してください。
施工業者が廃業した場合、保証はどうなりますか?
施工業者独自の保証は対応が難しくなる場合があります。
メーカー保証や第三者保証が付いている場合は、保証書に記載された窓口へ確認しましょう。
関連記事
まとめ
屋根工事は、工事が完了した時点で終わりではありません。
工事後に施工内容と仕上がりを確認し、資料を保管し、その後も状態を見ていくことが屋根を長持ちさせるために重要です。
引き渡し時には、
- 施工前・施工中・施工後の写真
- 使用した屋根材や防水紙
- 下地補修の範囲
- 棟・谷・壁際の板金施工
- 保証書の内容
- 定期点検の時期
を確認しましょう。
特に、野地板や防水紙など完成後に見えなくなる部分は、施工中写真が重要です。
写真と説明をセットで残しておけば、将来の点検や工事で屋根の履歴を把握しやすくなります。
また、工事後最初の雨では、天井や壁のシミ、雨樋のあふれ、軒天の水染み、屋根からの異音がないか確認してください。
工事直後に気になる症状を見つけた場合は、様子を見続けず、早めに施工業者へ連絡することが大切です。
ご自身で屋根へ上がったり、隙間へコーキングを塗ったりすると、転落や屋根材破損につながるだけでなく、保証対応が難しくなる可能性があります。
屋根塗装、カバー工法、葺き替え工事では、それぞれ確認したいポイントが異なります。
塗装後は塗膜の膨れや剥がれ、スレート屋根の排水経路を確認します。
カバー工法後は棟や端部の固定、雨樋との位置関係を確認します。
葺き替え後は屋根材の並び、屋根面の波打ち、下地補修の写真を確認します。
屋根工事後の確認で大切なのは、施工業者を疑うことではなく、工事内容を施主と施工業者の双方で共有し、住宅の記録として残すことです。
工事内容を理解し、保証書と施工写真を保管し、定期的に屋根を点検することで、小さな変化へ早く気づきやすくなります。
屋根を新しくした安心を長く保つためにも、工事後の確認とメンテナンスまでを一つの屋根工事として考えましょう。
大谷建装工業では現地調査・お見積りを無料で行っておりますので、お気軽にご相談ください。
公共事業にも積極的に取り組んでおり、令和7年度において区内優良建設事業者に選ばれました。

直近10年間で、令和2年と令和7年の2度、褒章されております。
また、大谷建装工業では現地調査を行った後に、カラーシュミレーションにて施工後のイメージをお伝えすることも可能です。
無料外壁屋根診断|板橋区・豊島区の屋根修理&雨漏り専門店 大谷建装工業 (otani-kenso.roof.com)
無料お見積依頼・お問い合わせ|板橋区・豊島区の屋根修理&雨漏り専門店 大谷建装工業 (otani-kenso.roof.com)
それではまた。
板橋区 練馬区 豊島区 板橋 練馬 東京 東京都 外壁塗装 屋根リフォーム 防水 防水工事 防水塗装 屋根塗装 塗装業者 見積 相場 屋根工事 屋根修理 雨漏り 水漏れ 屋根補修 外壁補修 塗装 棟板金 貫板 褒章事業者 サイディング シーリング コーキング 一級塗装技能士 1級塗装技能士 区内優良建設事業者 カバー工法 重ね葺き 葺き替え工事 キルコ ガイナ 遮熱 断熱 ウレタン塗膜防水 密着工法

来店予約
診断・見積依頼
お問い合わせ


相談・お問い合わせをする